179 線を越えて(JK) ページ29
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JK「ヌナ…こんなに想い合っても、お互いに寂しくなるのは俺達には出来ない事があるからなのかな……」
後ろから回した手でヌナを更に強く、抱き締める。
JK「ヌナの好きなようにしていいから、ヌナは自由だから。俺を傷つけても、いいんだよ…」
ごめんね、ヌナ。
こんなにも大切なのに、どうして傷つけ合ってしまうのかな…
JK「ヌナは、あの夜が忘れられないの？あいつに満たされたのが…」
それが言いたかったんだよね。
JK「わからないんだよ…俺達がこんなに強く結ばれてるのは…姉弟だからなのかな…他人だからなのかな…」
ヌナの髪をとかす。切なくて、甘い香り
JK「どうだと思う……？」
A「わからない……」
JK「今だけ、俺とヌナが姉弟になる前に時間を戻してみたら、どうなるか……」
そんな事、考えちゃ駄目？
先に俺がヌナを満たしてあげていたら…
何か変わっていたのかな？
ヌナの心は、俺だけのものに、なったの？
JK「俺にだって、ヌナを満たしてあげられるよ……だって世界中の誰よりも、ヌナをわかってるのは…誰だっけ」
A「……ジョングクだよ、何度でも言える…ジョングクだけ…だよ……」
そうだよ。誰にも負けないのにね…
JK「満たしてあげたいよ、全部。俺には出来ない事があるのが………悔しいよ。」
返事は無くてただただ泣いているヌナを抱き締める。
JK「それが、出来たら、どうなるかな…」
ヌナは本当に、一度も考えた事はない…？
こんなに息が合う、お互いを必要としてきた俺とヌナが、越えられない線を越えてしまえば、どうなっちゃうのか…
JK「振り向こうとしないで。」
A「うん」
JK「きっと、壊れるから。」
姉弟で居たいなら、絶対に振り向かないで。
A「ジョングク」
JK「どうして、振り向くの。」
A「ジョングクが凄く泣いてるから…」
ヌナだって凄く泣いてる…優しくヌナが頬に流れる涙をぬぐってくれる。
ヌナ…こんなに近くて、俺は他人で…
俺は男なんだよ……簡単に何だって、出来るんだよ…
俺を信じてくれている、瞳。
俺が作り上げた、完璧な優しい弟を、ヌナは疑いもしない。
重ねてしまえば、終わるの？
それとも、満たし合えるの？
触れると壊れる…触れ合えば、壊し合うのに、残酷な未来が、疼く俺を手招きする。
泣きながら見つめ合って、雨音だけが切なく響く。
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王様じゃんぷ(プロフ) - ぐうさん» 仕事の合間に聞いて泣いてみます💮5章も今から話が動くんで楽しんで下さいませ🌟また話しかけて下さい！ (2022年11月2日 7時) (
レス) id: 708020874a (このIDを非表示/違反報告)
ぐう - このお話すごい大好きです(՞ . .՞)♡このお話がすごい"paid paipar"の曲の歌詞がジミンとヒロインにマッチしていて泣けてきました笑 (2022年11月1日 22時) (レス) @page46 id: afc8ed882c (このIDを非表示/違反報告)
王様じゃんぷ(プロフ) - nnonnoさん» 嬉しくてスクショしました😭笑。ﾓﾁﾍﾞが落ちてたので本当に嬉しい🌈また来て下さい😭 (2022年10月27日 22時) (レス) id: 708020874a (このIDを非表示/違反報告)
nnonno(プロフ) - まるで映画を観てるような気持ちで読んでいます。作者様の表現力、言葉のチョイスすべて最高です。伏線の張り方も回収もプロですね！本当に読み応えのある作品でグクと主人公の奥深すぎる愛にも号泣しています。みんな幸せになって欲しい！更新楽しみにしています (2022年10月27日 9時) (レス) @page50 id: 498383e375 (このIDを非表示/違反報告)
王様じゃんぷ(プロフ) - 7neanooonさん» お疲れ様です😌💓5章で待ってまする🌈 (2022年10月17日 7時) (レス) id: 708020874a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：王様じゃんぷ
| 作成日時：2022年9月1日 16時
