177 連れ去って(JK) ページ27
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JK「ごめん、ヒョンだった。ヒョンね、LA…。あ、先にご飯運ぶね。座って話そ？」
テーブルに夕飯を並べる。
JK「ヌナァ。今日おばけの出る部屋でヒョンと居なかったでしょー？」
A「あ、それは、一緒には居ないよ。ユンギと…ジミンが仕事してたから。私は別に、他の仕事で居ただけで」
ヌナが気まづそうに出した名前に、俺は固まった。
JK「ヒョンと…何？」
A「二人で大きなプロジェクト進めてるらしい」
えっ…、後輩って…
“大きなプロジェクト任されてて、そいつと行くわ”
JK「ねぇヌナ。その二人がプロジェクト進めてるの？…LAの、仕事？」
A「LA？わからないけど。」
ヌナ、何も…知らないの？
ヒョンが、あいつを…LAに連れて行ってくれる…
JK「ヒョンと何か話してないの？」
A「ユンギと？何かって？」
ヌナは本当に何も、知らないみたいだった。
いいんだけど。知らなくても。
JK「ううん、あー、テレビつける？」
A「あのさ、私ね…」
JK「あ！先に乾杯だね！」
あいつは……韓国から居なくなる。
頭はその事で一杯だけど、目の前のヌナは俺に何か伝えたがってる。
ヌナは今日ずっと、心が宙に浮いてるみたいだった。
会社の玄関に現れたその表情で、ああヌナ、何かあったなって、わかっちゃう自分が嫌だった。
A「あのね。ジョングクに嘘はつきたくない。私ジ…」
JK「あっ！そう、ヌナに渡したい物があったんだった、先に受け取ってよ？」
ヌナの話は、聞きたくない。
ヌナ。俺は嘘をついていてほしいよ。
傷つくから、悲しくなるから、嘘をついていてよ。
俺はクローゼットの奥に、渡せずにいたバッグを探しに向かう。
優しく笑って、ヌナが何も言えなくなるように、追い込む。
JK「これ。喧嘩する前に買ってあったんだけど、渡しそびれたままで。ヌナの欲しがってたモノ。」
A「……え？」
JK「開けてみて？」
ヌナは紙袋からバッグをとりだして、嬉しいっていうより…とても切ない顔をした。
A「これ…」
JK「プレゼント。限定だから頑張ったんだよ？」
A「高かったでしょ…？」
JK「ヌナの喜ぶ顔を見れるなら、全然、高くないよ。」
A「……」
JK「あ。今日は結構疲れてるから、食べたら寝ていい？」
ヌナ、もう少しの辛抱だよ。
もう少ししたら、ヒョンが韓国から俺達の苦しみを、もっと遠くへ、連れてってくれるからね？
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王様じゃんぷ(プロフ) - ぐうさん» 仕事の合間に聞いて泣いてみます💮5章も今から話が動くんで楽しんで下さいませ🌟また話しかけて下さい！ (2022年11月2日 7時) (
レス) id: 708020874a (このIDを非表示/違反報告)
ぐう - このお話すごい大好きです(՞ . .՞)♡このお話がすごい"paid paipar"の曲の歌詞がジミンとヒロインにマッチしていて泣けてきました笑 (2022年11月1日 22時) (レス) @page46 id: afc8ed882c (このIDを非表示/違反報告)
王様じゃんぷ(プロフ) - nnonnoさん» 嬉しくてスクショしました😭笑。ﾓﾁﾍﾞが落ちてたので本当に嬉しい🌈また来て下さい😭 (2022年10月27日 22時) (レス) id: 708020874a (このIDを非表示/違反報告)
nnonno(プロフ) - まるで映画を観てるような気持ちで読んでいます。作者様の表現力、言葉のチョイスすべて最高です。伏線の張り方も回収もプロですね！本当に読み応えのある作品でグクと主人公の奥深すぎる愛にも号泣しています。みんな幸せになって欲しい！更新楽しみにしています (2022年10月27日 9時) (レス) @page50 id: 498383e375 (このIDを非表示/違反報告)
王様じゃんぷ(プロフ) - 7neanooonさん» お疲れ様です😌💓5章で待ってまする🌈 (2022年10月17日 7時) (レス) id: 708020874a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：王様じゃんぷ
| 作成日時：2022年9月1日 16時
