138 ハンバーグ！ ページ6
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エレベーターに乗り込む。自然と体をクルリとドア側に向けた。
振り返る事になったのはドア側を向くのが自然だからで、そこにジョングクくんが向かい合わせに重なって立った。
俺。しか、見えないように。
JK「…なんか食べるっすか」
「だね。お腹すいたよね」
JK「何が食べたい？」
「ジョングクくんは？」
JK「Aさんが食べたいやつ。Aさんが美味しいって思う物を食べたいです」
「じゃぁ…ハンバーグ！」
JK「いいね、ハンバーグ」
エレベーターから降りて、笑顔を向けられる。「ハンバーグ久しぶりっす！めっちゃお腹すいてきた！ハハッ」って。ジョングクくんのそのやけに明るい笑顔に、ズキンと胸が痛んだ。
これはズキンで、間違いない。
ジョングクくんはテンションが上がってもそっけないのを知っているし、本当に楽しい会話をしてる時以外無駄に明るく笑わないのも知ってるから。
きっと今私よりもジョングクくんの方が…胸が痛いのかも、しれない。と思えて更に胸が痛む。
人気レストランが集まった階。ランチタイムが過ぎて一時の騒がしさが去った店の看板を見上げながら歩く。「ハンバーグ&グリル…ここでいっすか？」立ち止まるから店の中を覗いたら、店員さんに空いてますよと誘導される。
流れに任せて、中に入った。
壁側のソファーに目をやるジョングクくんが、私にソファーを譲って椅子をひく。
椅子をひく隣でマフラーを外すと近づいてきたジョングクくんが自然にマフラーを私からスルリと抜き取った。
マフラーをその腕にかけたら次はコートの襟を持つ。コートから腕を抜く私をスマートに手伝って、コートも腕に乗せた。
JK「かけておいて下さい。お願いします。」
『はい。お預かりしますね、』
腕にかけたマフラーとコートを丁寧に手渡す。目がハートになったのは私よりも店員さんだった。
特に高い訳じゃないそれを、大事に扱ってくれるから、何だか申し訳ない。
自分はジャケットを着たまま食べるらしいスーパーダーリンが椅子に腰掛けたから、ソファー側に腰掛ける。
あたりをぐるり見渡して「お腹すいたなぁ…」って呟いた。
『当店のご利用は初めてですか？』
戻ってきた店員さんが水を差し出しながらニコリと笑う。今時のメイクをした可愛らしい子。ジョングクくんを見てマニュアル通りの説明を始める。
ずっと…ジョングクくんを見てる。
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ムンバイ(プロフ) - ホソク兄さんとのやり取りをめちゃくちゃ求めてる自分が居る。 (2月24日 18時) (
レス) @page13 id: 473ae39a9f (このIDを非表示/違反報告)
(名前)まろ(プロフ) - ハヂメまして。ひっそりといつも楽しく拝見させて頂いております。変態なのに切ない、素晴らしいお話です。引き続き楽しみに拝読させて頂きます。お身体に気を付けて執筆お願いいたします。 (2月1日 21時) (レス) @page50 id: 9c3c554a02 (このIDを非表示/違反報告)
Nonno(プロフ) - あ~たまらん。もぅ遠慮なしのじょんぐくの変態っぷりが気持ち良くてランジェリーショップの店員になりたいパジャマだってホレホレこれだろ？ってやつ出してあげる！ (1月3日 12時) (レス) id: d18fc54fcc (このIDを非表示/違反報告)
ぴ(プロフ) - 可愛い2人をたのしみにしてます✌︎王様じゃんぷさま良いお年を〜✌︎ (12月27日 17時) (レス) id: 3caf547fd7 (このIDを非表示/違反報告)
キャベツ(プロフ) - JK、ド変態なんだけどやっぱりカッコイイし愛がいっぱいなのが良き✨好き✨ (12月14日 21時) (レス) id: 16a26e8c98 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：王様じゃんぷ
| 作成日時：2023年11月22日 22時
