160 沢山愛されて ページ30
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暫く三人で他愛もない事を話した。二杯…三杯水割りを呑む。ジョングクくんがカラオケを歌う。社長とデュエット。目玉が飛び出るくらい上手だった。手拍子しすぎて、拍手しすぎて、手のひらが痒い。
四杯目をいただこうとしたら「もうおしまい。そろそろ行こ」って手のひらでグラスに蓋をされる。
ジョングクくんがオンマを見ると察したオンマが近づいてきて、私の横でしゃがみこむ。
ドレスワンピの裾が床に広がって、百合に似た匂いが舞う。綺麗な手を、私の膝の上の手に優しく重ねた。
ﾏﾏ「せっかく来てくれたのに。ゆっくり話せなくて、ごめんなさいね」
綺麗な指に手を握られるととてもドキドキして
その顔が直視出来ない。
ﾏﾏ「ジョングクはー…とっても、甘えん坊で。執着心が強いでしょ？それでいて照れ屋だから、素っ気ない態度とるしねえ？」
甘えん坊なのは、あまり知らない。執着心ってのもよくわからない。だけど照れ屋で素っ気ないのは、私の知ってるジョングクくんだ。
「……はい」
ﾏﾏ「初めて女の子紹介してもらったわ。その相手がAちゃんで良かった」
ドキドキしながら目を合わす。やっぱり綺麗で…そっくり…
ﾏﾏ「ブレンの選んだ事務員さん。よく自慢されてたの、うちの事務員は今時珍しい最高にいい女なのよ。って。フフ」
優しい声でそんな事言われちゃうと、凄く照れてしまって、声が上ずってしまいそうだから返事がうまく出来なかった。
ﾏﾏ「私の夢は、若くしてジョングクの子供を抱くコトよ？」
「…えっ」
驚いて瞬きをしたら、ウフフと唇に手を添えて笑う
ﾏﾏ「体、冷やさないでね？。ストレスが溜まったらジョングクに全部吐き出すのよ。女の子は、愛されて生きなさい。沢山愛されて。…ね？」
ジョングクくんと同じ、笑うと垂れ目になる目が、私を映す。綺麗な人目当てにスナックに通うオジサンの気持ちなんてわからなかったけど、わかってしまいそうだ。
素敵な女性ってのは女ですら魅了されて、その美しさに、ハア…と溜め息が零れそうになると知る。
ﾏﾏ「またゆっくり逢いたいわ」
「…有難うございます。今日…、この店に来れた今日は特別な日で…えっと、オンマの事が凄く…凄く好きになってしまいましたっ！！」
へへって照れると手を優しくトン、と叩いて笑ってくれた。
JK「じゃ…行くわ」
立ち上がり、財布を出すジョングクくんに「今日はブレンが全部払うわよ」って、言った。
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ムンバイ(プロフ) - ホソク兄さんとのやり取りをめちゃくちゃ求めてる自分が居る。 (2月24日 18時) (
レス) @page13 id: 473ae39a9f (このIDを非表示/違反報告)
(名前)まろ(プロフ) - ハヂメまして。ひっそりといつも楽しく拝見させて頂いております。変態なのに切ない、素晴らしいお話です。引き続き楽しみに拝読させて頂きます。お身体に気を付けて執筆お願いいたします。 (2月1日 21時) (レス) @page50 id: 9c3c554a02 (このIDを非表示/違反報告)
Nonno(プロフ) - あ~たまらん。もぅ遠慮なしのじょんぐくの変態っぷりが気持ち良くてランジェリーショップの店員になりたいパジャマだってホレホレこれだろ？ってやつ出してあげる！ (1月3日 12時) (レス) id: d18fc54fcc (このIDを非表示/違反報告)
ぴ(プロフ) - 可愛い2人をたのしみにしてます✌︎王様じゃんぷさま良いお年を〜✌︎ (12月27日 17時) (レス) id: 3caf547fd7 (このIDを非表示/違反報告)
キャベツ(プロフ) - JK、ド変態なんだけどやっぱりカッコイイし愛がいっぱいなのが良き✨好き✨ (12月14日 21時) (レス) id: 16a26e8c98 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：王様じゃんぷ
| 作成日時：2023年11月22日 22時
