154 地元一緒って ページ24
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少しだけ高速に乗って、インターを降りたらその町並みに何だかホッとする。見慣れた私達の、地元の風景が広がったからだ。
都会でもない、田舎でもない。ネオン街はすたびれてて、だけど夜でも真っ暗って訳じゃない。この町らしい微妙なイルミネーションは、私とジョングクくんが育った、あの頃のままだ。
JK「帰ってきたー…って感じ、しません？」
「めっちゃする。ふふ」
JK「団地、綺麗になってんの」
「知ってる！」
JK「エレベーターついたんだよ？」
「へえ！」
JK「帰ってきたの、久しぶりっすか？」
「かなり久しぶりだよ。ジョングクくんは？」
JK「かなり久しぶり」
「なんか。地元一緒って、いいねっ！？」
JK「すね。俺も今思った。フフ」
砂利のすたびれた駐車場に車が入る。ナビの画面に映る後方を確認しながらバックして「あの頃は何でこんなに家近いんだって。運命呪いそーになった日もあったけど」って笑って言った。
JK「着きました」
ジョングクくんの団地からあまり離れていない場所。私もよく自転車で遊んでた場所に三軒並んだスナックがあるのは知ってた。
「ここ！？」
JK「右端の店」
へぇ……。ベルトを外したら、急いで降りたジョングクくんが助手席のドアをあけてくれる。「鞄持ちます」ってスルリと奪って、砂利を鳴らして歩きだす。
ちょっとドキドキしてきた。
…………めっちゃドキドキしてきた。
何て言って自己紹介する！？
何て言って…紹介される！？
クリスマスらしい電飾が、錆びたドアの淵を飾る。中からカラオケを歌うおじさんの声がする。赤と緑が交互に光るそのドアをジョングクくんが、ゆっくり開く。
カラオケの声は大きくなって、むわんと煙草の匂いがした。
『いらっしゃ〜い、あ！早かったね〜っ！グウちゃん来たよママァ〜』
明るい声がした。
JK「どもーっす…」
『見たい見たい、グウちゃんが初めて連れて来た女！あらやだ。普通の子…！』
『真面目そうで良いじゃん！意外だね！？やっほ！グウちゃん！ママァーママァー』
JK「入って…？」
「………お邪魔…します」
ドキドキがピークだ。
カウンターに並ぶ女性が二人、私を興味津々で見てる。迷いなく右側の古い皮のソファーに向かうジョングクくん。
ホソクさんのbarとは全く違う、お酒の匂い…
「えっ！！？！？A………Aじゃない！？」
突然カウンターから名前を呼ばれた
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ムンバイ(プロフ) - ホソク兄さんとのやり取りをめちゃくちゃ求めてる自分が居る。 (2月24日 18時) (
レス) @page13 id: 473ae39a9f (このIDを非表示/違反報告)
(名前)まろ(プロフ) - ハヂメまして。ひっそりといつも楽しく拝見させて頂いております。変態なのに切ない、素晴らしいお話です。引き続き楽しみに拝読させて頂きます。お身体に気を付けて執筆お願いいたします。 (2月1日 21時) (レス) @page50 id: 9c3c554a02 (このIDを非表示/違反報告)
Nonno(プロフ) - あ~たまらん。もぅ遠慮なしのじょんぐくの変態っぷりが気持ち良くてランジェリーショップの店員になりたいパジャマだってホレホレこれだろ？ってやつ出してあげる！ (1月3日 12時) (レス) id: d18fc54fcc (このIDを非表示/違反報告)
ぴ(プロフ) - 可愛い2人をたのしみにしてます✌︎王様じゃんぷさま良いお年を〜✌︎ (12月27日 17時) (レス) id: 3caf547fd7 (このIDを非表示/違反報告)
キャベツ(プロフ) - JK、ド変態なんだけどやっぱりカッコイイし愛がいっぱいなのが良き✨好き✨ (12月14日 21時) (レス) id: 16a26e8c98 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：王様じゃんぷ
| 作成日時：2023年11月22日 22時
