135 きまらない。 ページ3
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暫く映画をみた。みたってよりスクリーンを眺めてた。色んな事を考えながら色んな事を噛み締めながら。後半30分位は知らぬ間にお互い食い入るように見てた。さすが有名ミステリー小説が原作だけあって、見応えがあってちょっと泣きそ。
エンドロールでテヒョンくんが振り返る
すぐに帰ってく人もいれば、まばらに席を立ちはじめる人。少しザワつく、終わりを実感して現実に戻る瞬間だ。「……はぁ」ってジョングクくんの溜め息が聞こえた
グズグズと泣いた鼻をハンカチで押さえたテヒョンくんが「か、ん、どーー！！」って口パクした。私達がくっついてて、ジョングクくんが頭に手をまわしてて、だとかそんなのは、今のこの人には興味対象外。
クスッと笑えた
鼻を触って「いや羨ましいって思えよ」とか呟くジョングクくん。テヒョンくんに、感動！って口パクしておっきく頷くと手でエーンと泣く仕草をしたからまた笑う。
「アハハ、泣いてる、」
TH「腰イテテ…」
おっさん。って口パクしたら「ぼく？」って指差す
TH「じゃあそっちもオバサンだね」
「高校生に戻りたい」
TH「居残りの英語作文は勘弁」
アハハ、確かに。
急に頭に力がかけられて胸元に引き寄せられる。
っ、と！
JK「Aさんエンドロール後まで見る派っすか」
「当然だよっ」
JK「じゃああと数分…」
とととっ…！引き寄せられてテヒョンくんが見えなくなった。スクリーンすら見えない
「見えないじゃん…」
JK「見えるよ」
「スクリーン…見えな」
JK「俺だけ見てて」
「……スクリィ…」
JK「昔からずっと言いたかった。何回も思った」
「………」
JK「Aさん、ヒョンじゃなくて。俺だけ見てて下さい」
エンドロールの後に、何かが始まる。湖に一滴の雫が落ちる音。最初に見たシーンだ……。見たい、見たいと思うのに目の前はジョングクくんの胸元だ。なんて……事！！どいてよ！ジョングクっ！！！
「うん！見る見るジョングクくんだけみる、だからちょっと離して」
JK「え、……ええぇ…めっちゃかっこいい事言っ」
「あっ！…えっ、ちょ、真犯人この湖の前にいるコイツじゃん！！」
JK「嘘、えっ、へ」
ピかん！と明かりがつく。
TH「ひぃえぇぇぇ〜！！大、どんでん返しぃぃ！！」
走ってきたテヒョンくんがケラケラ笑う。前髪を触りながら唇を尖らせたジョングクくんが「あーもっ！」って立ち上がってジャケットを羽織った
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ムンバイ(プロフ) - ホソク兄さんとのやり取りをめちゃくちゃ求めてる自分が居る。 (2月24日 18時) (
レス) @page13 id: 473ae39a9f (このIDを非表示/違反報告)
(名前)まろ(プロフ) - ハヂメまして。ひっそりといつも楽しく拝見させて頂いております。変態なのに切ない、素晴らしいお話です。引き続き楽しみに拝読させて頂きます。お身体に気を付けて執筆お願いいたします。 (2月1日 21時) (レス) @page50 id: 9c3c554a02 (このIDを非表示/違反報告)
Nonno(プロフ) - あ~たまらん。もぅ遠慮なしのじょんぐくの変態っぷりが気持ち良くてランジェリーショップの店員になりたいパジャマだってホレホレこれだろ？ってやつ出してあげる！ (1月3日 12時) (レス) id: d18fc54fcc (このIDを非表示/違反報告)
ぴ(プロフ) - 可愛い2人をたのしみにしてます✌︎王様じゃんぷさま良いお年を〜✌︎ (12月27日 17時) (レス) id: 3caf547fd7 (このIDを非表示/違反報告)
キャベツ(プロフ) - JK、ド変態なんだけどやっぱりカッコイイし愛がいっぱいなのが良き✨好き✨ (12月14日 21時) (レス) id: 16a26e8c98 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：王様じゃんぷ
| 作成日時：2023年11月22日 22時
