148 でも俺は違う ページ18
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車に乗り込む。ドリンクホルダーにラテを置いてベルトを締めた。ついさっきまでラテを飲んでいたあの甘い気分を思い出せない。
エンジンをかけて、いい勢いで車を発進させたジョングクくんが、ルームミラーを確認しながらクラクションを一度短く鳴らす。あの二人からもクラクションが一度、短くファン！と、返ってきた。
いつもの別れ際のルーティンなんだろう。
奥歯を噛み締める。
「うそつき」
日曜日の大通りは信号の度にブレーキがかかる。混雑してるのは車道も窓の外に見える歩道も同じだ。
JK「っすね」
キッとジョングクくんを睨む
「嘘つき！！…なんで？」
JK「なんで、って？」
「なんで…！あんな嘘ついたのって！！」
乱暴に揺れた車。知らない、洋楽曲。
JK「Aさんの為だと思ってしたんすけど」
「意味わかんないよっ」
JK「わかるはずです」
「わかんないっ！！手、あんな風に離して！急に隠すみたいにっ！！」
JK「みたいにじゃなくて、隠したんです。」
「なんでっ！？私の事………わた…しの事！」
好きだって…バレたくなかった！？
なんで！！
私がジョングクくんとの事…隠したいはずって思ったの！？
「なんで隠すの。キモチ……バレたくないっ！？」
JK「俺は。もうバレてますって。とっくの昔から」
信号で止まったジョングクくんを
まだ、睨む。
JK「何怒ってんすか。Aさんの為だと思ってしたんですけど」
「さっきも聞いたよ！！」
JK「なに」
ハンドルの上に両手をトン、と置いて短く息を吐く。
JK「じゃあ無理矢理手引っ張って、俺の。って言って自分勝手に突っ走った方が良かった？元カレの前で。………昔のヒョンみたいに」
運転席から私を見るジョングクくん
JK「ヒョンはそーゆー人だった。でも、俺は違う」
「私の為だと思ったなら、全然私の為になってないの！！」
JK「ああ。Aさん、そーゆー人の方が好きだもんね？」
「その…人の話は今関係ない！」
JK「いや関係ありまくりだから」
「ないっ！！」
JK「ジミニヒョンがあそこに居たから、こうなってる。Aさんがジミニヒョンを好きだったから、こうなってんの、関係ある、俺は…自分勝手にAさんを傷つけたりしたくない」
私を見つめる。「泣かせたり…したくない」って切ない目で、私を…見つめる。
その言葉に…じゅわっと鼻の奥がアツくなった。
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ムンバイ(プロフ) - ホソク兄さんとのやり取りをめちゃくちゃ求めてる自分が居る。 (2月24日 18時) (
レス) @page13 id: 473ae39a9f (このIDを非表示/違反報告)
(名前)まろ(プロフ) - ハヂメまして。ひっそりといつも楽しく拝見させて頂いております。変態なのに切ない、素晴らしいお話です。引き続き楽しみに拝読させて頂きます。お身体に気を付けて執筆お願いいたします。 (2月1日 21時) (レス) @page50 id: 9c3c554a02 (このIDを非表示/違反報告)
Nonno(プロフ) - あ~たまらん。もぅ遠慮なしのじょんぐくの変態っぷりが気持ち良くてランジェリーショップの店員になりたいパジャマだってホレホレこれだろ？ってやつ出してあげる！ (1月3日 12時) (レス) id: d18fc54fcc (このIDを非表示/違反報告)
ぴ(プロフ) - 可愛い2人をたのしみにしてます✌︎王様じゃんぷさま良いお年を〜✌︎ (12月27日 17時) (レス) id: 3caf547fd7 (このIDを非表示/違反報告)
キャベツ(プロフ) - JK、ド変態なんだけどやっぱりカッコイイし愛がいっぱいなのが良き✨好き✨ (12月14日 21時) (レス) id: 16a26e8c98 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：王様じゃんぷ
| 作成日時：2023年11月22日 22時
