145 あのふたり。 ページ15
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「でね、ユンギさんが自慢するとね、ジンさんがすっごく怒るんだよ、ヤー！！って」
JK「アハハ、想像つく」
「でね、社長が騒がしいわね！ってユンギさんに怒るの。ジンさんには甘いから次はユンギさんがそれ見て怒るんだよ？ハハッ！」
JK「いっすね、職場にAさんがいると毎日が今日みたいに明るいだろうなぁ」
「私は関係ないよっ、見て笑ってるだけ」
JK「その笑ってるだけが、すっげー価値あんの。Aさんがそこに居るだけで皆が幸せになる。ほんとっすよ？」
「俺はそーゆーキャラじゃないから。すっごくいいな。Aさんとか、ホソク兄さんとか」って。思い出した様にフフンと笑ってるジョングクくんを見上げながら、さっきお手洗いを済ませてから並んで買ったラテを手に歩く。
JK「でも俺はAさんとは仕事はできないなー」
ちゅぅ‥とストローを咥えて、私を見る
「なんでっ？」
私もストローを咥えた。
JK「ン〜」
ストローから唇を外して、舌を鳴らして甘さを堪能したら「仕事が手につかない。余計な事ばっか考えちゃいそう」ってラテを眺めながらムフフと笑った。
「私はジョングクくんとなら息ピッタリな仕事が出来るよ！」
JK「そーゆー事言う、」
「だって息合うよ。昔から」
もう一度ストローを咥えて、眉間にシワを寄せて難しい顔をした。
JK「ン〜。でも仕事は別だよ？」
「…足手まといになっちゃうかな」
JK「トロいとこあるっすもんね、」
「もうっ！」
JK「やっぱり、職場にAさんが居るのはやだな」
「トロいから？」
JK「っすね！ハハッ。俺、仕事は結構ストイックなんで」
日曜の賑わいの中、笑い合う。映画とショッピングってベタだけどジョングクくんと居るとずっと特別な気持ちになれた。鈍感な私でも、愛されているのがわかる。愛を惜しみ無く私に注ぐスパダリに、溺れないはずがなかった。あとは私が、その手を迷いなく掴むだけ。ほんの少しの勇気と決意。それだけ。
「ジョングクくんも何か見よ、メンズの階、いこう」
JK「メンズ…っすか」
立ち止まって携帯の時計を見たジョングクくん。「二時間…」って呟いたら「そろそろここ…出ましょう」って出口に繋がるエレベーターを探す。
二時間。その計算が何なのか、わかってしまった。
…そろそろ映画が終わる頃だ。
逃げる様に去るのは何だか嫌だったけど。まだここに居よう。って言う勇気も、なかった。
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ムンバイ(プロフ) - ホソク兄さんとのやり取りをめちゃくちゃ求めてる自分が居る。 (2月24日 18時) (
レス) @page13 id: 473ae39a9f (このIDを非表示/違反報告)
(名前)まろ(プロフ) - ハヂメまして。ひっそりといつも楽しく拝見させて頂いております。変態なのに切ない、素晴らしいお話です。引き続き楽しみに拝読させて頂きます。お身体に気を付けて執筆お願いいたします。 (2月1日 21時) (レス) @page50 id: 9c3c554a02 (このIDを非表示/違反報告)
Nonno(プロフ) - あ~たまらん。もぅ遠慮なしのじょんぐくの変態っぷりが気持ち良くてランジェリーショップの店員になりたいパジャマだってホレホレこれだろ？ってやつ出してあげる！ (1月3日 12時) (レス) id: d18fc54fcc (このIDを非表示/違反報告)
ぴ(プロフ) - 可愛い2人をたのしみにしてます✌︎王様じゃんぷさま良いお年を〜✌︎ (12月27日 17時) (レス) id: 3caf547fd7 (このIDを非表示/違反報告)
キャベツ(プロフ) - JK、ド変態なんだけどやっぱりカッコイイし愛がいっぱいなのが良き✨好き✨ (12月14日 21時) (レス) id: 16a26e8c98 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：王様じゃんぷ
| 作成日時：2023年11月22日 22時
