134 声はひかえめ ページ2
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JK「最強のレア天使。ちょっと声デカイのが難点」
「もっ、」
思わずキッと顔を向ける。その綺麗な瞼が少しだけ垂れて私を見下ろす。
JK「でもそーゆー時の声は…ひかえめ」
「んもっ、な、そーゆーって？」
JK「そーゆー時です。」
「んもっっ！」
怒って見上げながら睨む。パンチ！するつもりで、いつの間にか自由になってた私の両手をあげようとしたらジョングクくんが押さえるように絡めてくる「映画中だから。静かにしてよ」ってちょっと笑いながら言われた。
両手をつかまれながら「んっ……ジョングクばか」ってヒソヒソ声で言って睨むとヒソヒソ声で返される
JK「ほんとなんだって。いい声聴かせてくれんのかなーって思ったら、めっちゃ控えめ」
「っっ、ばぁあ！っな」
JK「映画中です、静かに」
んっ！！
赤くなりながら怒る私の唇に人差し指がシーの形で触れた。目を垂らしながら意地悪に笑って人差し指で唇をムニュと押さえる。
JK「シィ‥」
指を見ようとしてしまって、寄り目になる。急いでジョングクくんを見つめる。
JK「ふさぎますよ？」
パチパチ瞬きをしてしまう
JK「ふさぎます？」
小さく首を振る
JK「口で。口ふさぐ」
……だっめぇぇ…！！ポップコーン犬歯からとれてないしぃぃ！！
見つめ合った、ジョングクくんはそれでもまだ意地悪に笑ってるから、ぎゅっと眉間にシワを寄せて威嚇してみせて両手を振り払ってプイ、と前を向く。
座り直して膝の上でグウを握った。
JK「アハ、かわい…あー……」
「いじめたくなる」って呟くジョングクくんはやっぱりちょっと笑ってて、やっぱりまた腕を背中にまわして、肩じゃなく頭に手をのっけて、よし…よし…って私を引き寄せた。
JK「ごめん、ごめんなさい、調子のった」
って、すぐ謝った、ジョングクくん。そーゆーとこが、かわいいってわかってないんだろうけど。
かわいいんだってば。
ドクンドクン、映画の音にかき消された音が自分にだけ響く。こんなに近くにいても、ジョングクくんの音は全然聞こえなかった。それが何だか悔しくて、お姉さんでいたくて、平気な顔したくて
「許さないよ。怒ってる」
とか、全然心に無いセリフを吐き捨てる。
JK「ごめんって。キスはしない。変な事もいわないから」
「映画見る」
JK「うん、もう二人殺されてるっぽい」
「やだ、全然見てなかったじゃんんっ！」
JK「見ましょう」
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ムンバイ(プロフ) - ホソク兄さんとのやり取りをめちゃくちゃ求めてる自分が居る。 (2月24日 18時) (
レス) @page13 id: 473ae39a9f (このIDを非表示/違反報告)
(名前)まろ(プロフ) - ハヂメまして。ひっそりといつも楽しく拝見させて頂いております。変態なのに切ない、素晴らしいお話です。引き続き楽しみに拝読させて頂きます。お身体に気を付けて執筆お願いいたします。 (2月1日 21時) (レス) @page50 id: 9c3c554a02 (このIDを非表示/違反報告)
Nonno(プロフ) - あ~たまらん。もぅ遠慮なしのじょんぐくの変態っぷりが気持ち良くてランジェリーショップの店員になりたいパジャマだってホレホレこれだろ？ってやつ出してあげる！ (1月3日 12時) (レス) id: d18fc54fcc (このIDを非表示/違反報告)
ぴ(プロフ) - 可愛い2人をたのしみにしてます✌︎王様じゃんぷさま良いお年を〜✌︎ (12月27日 17時) (レス) id: 3caf547fd7 (このIDを非表示/違反報告)
キャベツ(プロフ) - JK、ド変態なんだけどやっぱりカッコイイし愛がいっぱいなのが良き✨好き✨ (12月14日 21時) (レス) id: 16a26e8c98 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：王様じゃんぷ
| 作成日時：2023年11月22日 22時
