98 着信の名前、 ページ9
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ミカン畑声が
ミカン畑聞きたいなぁ
ミカン畑なんて
言ってみる。ちょっと照れてドキドキ。
暫く返信が無くて、ビールが空っぽになった。
冷蔵庫に取りに行く。二段目は８本全部お酒。桃の絵が書いてある甘いお酒の瓶を手に取って、ジョングクくんは何のんでるかなあ？、とか考えたら、やっぱりアプリじゃなくて話したいよ。って思った。
瓶とグラスを握ってソファーに向かうとソファーに置かれた携帯がブー‥ブー‥と震えだす。
小走りになって、瓶とグラスを机に置いて
急いで携帯を手に取る
“ジョングクくん”
…………ぐふふふふ
表示された名前を見て、口元がゆるゆるになっちゃって、鼻から息が抜けて、アハッ！と笑ってしまう。ついにはもっと、ニカッと口が開いて口元を片手で押さえた。
ソファーに三角に膝をたてて座って
「ふふっ…もうっ、面白過ぎるよ」
って、笑ってる私は一人暮らしの部屋で前髪をちょんまげにしてお酒を飲みながらニタニタする大人女子。
携帯を胸に当てると振動が胸の奥まで…伝わる。
その携帯を抱き締めてソファーにステン、と寝転がる。
……ああ、
恋しいってこーゆーの？
出たいけど、出たくない。ニマニマごろごろ、ソファーで震える携帯を握って自分を焦らす。
なんだ。すっごく、電話したかったの？
って部屋が私を見て呆れて言った
……ああ、
胸が膨らむ。顔がゆるゆる。「ウウンッ」と喉を整えて、通話をタップした
「もしも〜し…」
電話を耳に当てると、明るくて陽気な声で返事がくる
「あっ！Aちゃ〜ん？」
………ん？この声は…
「ホソク…さん！？」
HS「だよ〜！正解〜」
「なん…なんで？？」
HS「Aちゃんの声、聞きたくなったから〜っ。フフ」
「…えっ、嬉しい！！ホソクさんのお店に居るんですね、ジョングクくんっ！」
HS「そ〜、毎日来てる。毎日来てカウンターであ゛ーあ゛ー言ってるよん」
あ゛ーあ゛ー……？
電話の向こうでガチャガチャ聞こえて「返して下さい！！」って声が響く
JK「もしもしっ！！Aさん！？」
「…ジョングクくんっ！！」
JK「……はあああああ…、のっ、あの」
「ジョングクくんだ…！へへ、アハハッ」
JK「って……何笑ってんすか」
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pumpkin(プロフ) - 132話。何回反芻してもキュンがとまらない。やばい。ホルモンでっぱなし。ありがたいw (11月21日 9時) (
レス) @page46 id: 3dc2269bbe (このIDを非表示/違反報告)
ukin(プロフ) - 冴えない〜からずっと好きで追ってます。もう王様じゃんぷさんのお話無しじゃ生きられない体になってしまいました（）どんな展開になっても大好きでい続ける自信しかないので思う存分書きたいものを書いてほしいです！！愛してます！！ (11月20日 22時) (レス) @page47 id: 2b97c789e4 (このIDを非表示/違反報告)
momosaku5201(プロフ) - 更新いつも楽しみにしてます!このシリーズのJK大好きです!お忙しい中こんな素敵なお話書いてくださりありがとうございます！ (11月20日 12時) (レス) @page47 id: 965619d424 (このIDを非表示/違反報告)
pumpkin(プロフ) - 本当…大好きです。この世界観。高校の頃からのちょっと重たいくらいのJKの気持ちが10年熟成されてあらゆる形で現れてるのが堪りません。純とエロと変態が織り混ざってるJK最高だし、翻弄されてるようで振り回してる主人公ちゃんもほんと好きです (11月20日 7時) (レス) id: 3dc2269bbe (このIDを非表示/違反報告)
ナツ(プロフ) - たくさんお話書いてくださってありがとうございます！ちなみに私は変態チックなJKの潜んだたまにオラオラモブっ気が出ちゃってるスパダリクールJKが好きなので選べませーん！(大声) (11月20日 1時) (レス) @page47 id: 8d628f2aca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：王様じゃんぷ
| 作成日時：2023年11月3日 9時
