131 今はおあずけ ページ45
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暖房がよく効いていて顔が火照る。ジョングクくんの右手が肩に触れ…そうになった瞬間
テヒョンくんがポップコーンを戻して、頭が少し左に動いた。ソファーの左側を見て
TH「…………！」
とジョングクくんの姿が無いことに驚いてブォンと両手を座席について180度振り返った。
あぁ、居たか…。って安心して、近づいてしまった私達を見てウンウン…とうなずきながらそーっと…前を向く。
前を向いたまま、右手が上がる。人差し指と親指で私達に向けてキュンを作った。足を組んで、その右手はポップコーンを掴んで再びパクパク食べる。
JK「……何やってんすかね。ヒョン」
クールに言った。
「可愛いね」
JK「子供みたい」
「気になるのかな」
JK「気にされる事なんて何もないっす、」
…………や、気になるよ。
テヒョンくんだって私だってジョングクくんの動きが気になって気になって仕方ないよ？
真横に来てしまったジョングクくんを見上げる。
「ん？」って目が合う。首を振ると、右手がガサッと動いてヒッ！って肩を上げたら、右手のヒジを曲げて自分の後頭部から襟足に向けてゆっくり撫でた。
JK「フフ…」
って笑うから私ばっかり焦ってて、すっごく恥ずかしい。髪を触るジョングクくんはスクリーンを見つめてる。私も字幕を追わなきゃなのに、右腕と犬歯しか気にならなくて、文字を追っても頭に入らない。
ジョングクくんの腕が再びトス‥と背もたれに戻る。戻った途端ドキンとしたけど、私の右肩を引き寄せない。
右肩を目だけで頑張って見てみる。
人差し指のひらを親指でいじいじしてる。
かと思ったら
トントン。とソファーを五本の爪で叩く
かと思ったらまた
人差し指と中指のひらを親指でいじいじ。
足と体は全く動かないのに
落ち着きがない、指。
耐えきれず、ポップコーンをカップごと取って左手に持つ。右手でガツガツ、食べた。テヒョンくんスタイルで、むしゃむしゃ食べる。味は、しない。
ジョングクくんが二人の間に来たポップコーンをジッ…と見た。気にせず食べる。
ジョングクくんの今まで存在感のなかった左手が急に動いてポップコーンのカップを掴んだから「あっ…」と声が出る。左手に掴まれたカップは、私の前を通過して何故か無言でカップホルダーに戻された。
ちょっと腰を上げてポップコーンを戻したジョングクくんが、何事もなかったようにスクリーンを見つめる。
……今は、おあずけみたいだ。
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pumpkin(プロフ) - 132話。何回反芻してもキュンがとまらない。やばい。ホルモンでっぱなし。ありがたいw (11月21日 9時) (
レス) @page46 id: 3dc2269bbe (このIDを非表示/違反報告)
ukin(プロフ) - 冴えない〜からずっと好きで追ってます。もう王様じゃんぷさんのお話無しじゃ生きられない体になってしまいました（）どんな展開になっても大好きでい続ける自信しかないので思う存分書きたいものを書いてほしいです！！愛してます！！ (11月20日 22時) (レス) @page47 id: 2b97c789e4 (このIDを非表示/違反報告)
momosaku5201(プロフ) - 更新いつも楽しみにしてます!このシリーズのJK大好きです!お忙しい中こんな素敵なお話書いてくださりありがとうございます！ (11月20日 12時) (レス) @page47 id: 965619d424 (このIDを非表示/違反報告)
pumpkin(プロフ) - 本当…大好きです。この世界観。高校の頃からのちょっと重たいくらいのJKの気持ちが10年熟成されてあらゆる形で現れてるのが堪りません。純とエロと変態が織り混ざってるJK最高だし、翻弄されてるようで振り回してる主人公ちゃんもほんと好きです (11月20日 7時) (レス) id: 3dc2269bbe (このIDを非表示/違反報告)
ナツ(プロフ) - たくさんお話書いてくださってありがとうございます！ちなみに私は変態チックなJKの潜んだたまにオラオラモブっ気が出ちゃってるスパダリクールJKが好きなので選べませーん！(大声) (11月20日 1時) (レス) @page47 id: 8d628f2aca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：王様じゃんぷ
| 作成日時：2023年11月3日 9時
