130 急に急接近！ ページ44
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右手を動かしながら、組んでいた足を元に戻した。少し開いた足、同時にフゥ。と背もたれに寄りかかって、伸びするのかと思ったら、トン。と右手を背もたれの上に乗っけた。
…………！。
背もたれに乗っけた、腕の先。
中指の先っぽが私の左肩に触れそうな距離にきた。
「んぁ〜、フゥ」とおうちモードみたいにリラックスした声を出したジョングクくん。
…………なんだ。
めっちゃリラックスしてんじゃん。
私もフゥ、ともたれかかる。
ジュースを手にとった。ジュース飲む勢いで皮が取れて欲しいところだ。
左肩に触れそうな指の先が、トントンとリズム良くソファーを叩く。予告に流れる音楽を聴いているんだろう。
ジュースを戻した。
しぶとい、皮め。
最後の予告はジョングクくん…いやモブが見たがっていた大ヒット作だ。
ー新犯人はー‥誰だー‥
の文字がデカデカと映し出されたら、テヒョンくんが振り返って、口パクで「これこれ！…こ、ん、や、く、しゃ！」って画面を指差しながら嬉しそうに笑った。
ウンウンって笑って頷く。ジョングクくんはつまらなさそうにあしらった。
スン‥と館内の明かりが一瞬真っ暗になる。
…やっと、始まる。
ドスッとソファーを揺らして座り直すと、ソファーが左側も随分揺れたからジョングクくんも始まりに気合いが入ったとわかる。
…よし。見るぞ
スクリーンに湖が広がる。小鳥のさえずり。みなもを揺らす、木の先から落ちた一滴。その雫が作る不気味で綺麗な波の中に、映画タイトルが浮かび上がる。
うっすらと広がる、明かり。
……え……
エエェェ…………！！？！！？！！
左側、空間だったはずの左側にジョングクくんがドンと現れて右肩付近に何かある！！
………………指…先だ…
ジョングクくんの指先だ！！！
さっき左肩に触れそうだった指先が、右肩に触れそう！！！
ェ！？へっ、じゃあ、へっ、
ジョングクくんの腕が私の後ろの背もたれに乗っかって右肩にまで到達してる！！！肩を抱かれてる、いや抱かれてない、まわってる、すっぽりまわってる、いつの間に足組みして「なにか？」って程のすまし顔で真横に居る！！！
右手が…………動く。
抱き寄せ…られそう。右肩抱き寄せられそう、右肩抱き寄せられそう、右肩、抱き寄せ、られそう！！右肩抱き寄せられて左向いたら
ちゅう…………され…
そう…！！！！！
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pumpkin(プロフ) - 132話。何回反芻してもキュンがとまらない。やばい。ホルモンでっぱなし。ありがたいw (11月21日 9時) (
レス) @page46 id: 3dc2269bbe (このIDを非表示/違反報告)
ukin(プロフ) - 冴えない〜からずっと好きで追ってます。もう王様じゃんぷさんのお話無しじゃ生きられない体になってしまいました（）どんな展開になっても大好きでい続ける自信しかないので思う存分書きたいものを書いてほしいです！！愛してます！！ (11月20日 22時) (レス) @page47 id: 2b97c789e4 (このIDを非表示/違反報告)
momosaku5201(プロフ) - 更新いつも楽しみにしてます!このシリーズのJK大好きです!お忙しい中こんな素敵なお話書いてくださりありがとうございます！ (11月20日 12時) (レス) @page47 id: 965619d424 (このIDを非表示/違反報告)
pumpkin(プロフ) - 本当…大好きです。この世界観。高校の頃からのちょっと重たいくらいのJKの気持ちが10年熟成されてあらゆる形で現れてるのが堪りません。純とエロと変態が織り混ざってるJK最高だし、翻弄されてるようで振り回してる主人公ちゃんもほんと好きです (11月20日 7時) (レス) id: 3dc2269bbe (このIDを非表示/違反報告)
ナツ(プロフ) - たくさんお話書いてくださってありがとうございます！ちなみに私は変態チックなJKの潜んだたまにオラオラモブっ気が出ちゃってるスパダリクールJKが好きなので選べませーん！(大声) (11月20日 1時) (レス) @page47 id: 8d628f2aca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：王様じゃんぷ
| 作成日時：2023年11月3日 9時
