108 今なら言える ページ19
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交互に妹とみっくんがお風呂に入った。「三時間しか寝てないから眠い〜」って言う二人は昨日の夜六時間も電話していたらしい。若さって凄い。
ソファーで静かになった二人から可愛い寝息が聴こえる
JK「さっきまで笑ってたのに」
「…かわいい。子犬みたいだね。ブランケットかけてあげよ」
JK「いつまで続くかなー。今から沢山出会いがあるから」
「だねー。でもずっと…」
ずっと心に残るよね、高校時代の初めての…恋。って、言いかけてやめる。「でもずっと、なに？」って聞き返してはこなかった。
ブランケットを隣の部屋から持ってきて二人にかける。
動画と声が無くなった部屋は静かで、ジョングクくんがコン、とグラスを置く音が響いた。
ソファーの横で可愛い二人の寝顔を眺めていたら、ふと…視線に気づく。
「ん？」と首をかしげると、ちょっと酔った目尻が下がって「フフ…」って視線をそらした、ジョングクくん。
「ジョングクくんのオンマってさ」
JK「…？」
「一人でジョングクくんを育てるの…大変だっただろうね…」
JK「まあ。そっすね…」
「きっと凄く綺麗な人なんだろうなぁ、って。」
JK「そんな事ないっすけど」
隣に戻って、座る
JK「今だから言えますけど。もう恥ずかしくないって言うかー、あの頃は子供だったって思うから言えますけど」
「ふふ。うん、なに？」
JK「中学の途中？から、オンマが夜完全に居なくなって。めちゃくちゃ寂しくて」
「うん」
JK「店、行かないで！って何回も引き止めそうになった」
「うん…」
JK「寝るだけだし？部屋にこもるくせに。行ってくるって言われるとすっげー寂しいんすよ、」
グラスを両手で持ったジョングクくんは親指だけを、動かす。
JK「までも、最近思うんすけどー、あんなに頑張ってたのは…俺の為だったのかなー…って」
グラスの水滴をボーっと眺めて、静かにまた親指を動かす。無言のまま、悟るように…うんうん、とうなずいては何かを考えながら、言葉を探して、…またウン。と一人、うなずく。
JK「あの人らしく自分の人生を生きてたけど、その人生を動かしたのは、俺だったのかなぁ、って」
「まあ色々あったんすよ。つまんない話っすよね？」ってクッとお酒を流し込む。
「つまんなくない。聞いてたい。知りたいよ、もっと」
ジョングクくんのトロンとした目は
JK「…知りたいって？どーゆー感情、それ」
決まっていつも真っ直ぐに私を映した
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pumpkin(プロフ) - 132話。何回反芻してもキュンがとまらない。やばい。ホルモンでっぱなし。ありがたいw (11月21日 9時) (
レス) @page46 id: 3dc2269bbe (このIDを非表示/違反報告)
ukin(プロフ) - 冴えない〜からずっと好きで追ってます。もう王様じゃんぷさんのお話無しじゃ生きられない体になってしまいました（）どんな展開になっても大好きでい続ける自信しかないので思う存分書きたいものを書いてほしいです！！愛してます！！ (11月20日 22時) (レス) @page47 id: 2b97c789e4 (このIDを非表示/違反報告)
momosaku5201(プロフ) - 更新いつも楽しみにしてます!このシリーズのJK大好きです!お忙しい中こんな素敵なお話書いてくださりありがとうございます！ (11月20日 12時) (レス) @page47 id: 965619d424 (このIDを非表示/違反報告)
pumpkin(プロフ) - 本当…大好きです。この世界観。高校の頃からのちょっと重たいくらいのJKの気持ちが10年熟成されてあらゆる形で現れてるのが堪りません。純とエロと変態が織り混ざってるJK最高だし、翻弄されてるようで振り回してる主人公ちゃんもほんと好きです (11月20日 7時) (レス) id: 3dc2269bbe (このIDを非表示/違反報告)
ナツ(プロフ) - たくさんお話書いてくださってありがとうございます！ちなみに私は変態チックなJKの潜んだたまにオラオラモブっ気が出ちゃってるスパダリクールJKが好きなので選べませーん！(大声) (11月20日 1時) (レス) @page47 id: 8d628f2aca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：王様じゃんぷ
| 作成日時：2023年11月3日 9時
