228 先輩とｼﾞﾐﾝさん ページ28
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それは毎朝の私の日課になった。
社内で毎日顔を合わすのは、初めてした中学の頃の初恋みたいに、とってもむず痒い。
相変わらずこの会社は、忙しい。
相変わらずこの会社の私は、冴えなくて誰の目にも止まらない。
ただ１人の目にしか映らなくて、いい…
「先輩、また綺麗になった」
毎朝先に送るのは、必ず私からで
その返信がくるのはいつも随分遅い。
だけど、その待ち時間が、とっても愛しい。
すぐに返信しない所が、ジミンらしくて。
既読がつくのは凄く早いのに。
「A先輩。」
A「はい？あっ、私？」
「先輩に言ってます。最近ファンデ変えました？リップの色も。」
ジミンと二人きりのやりとりを眺めていると
隣の席の後輩に声をかけられる。
急いで携帯を置いて、仕事以外に会話した事がないその子に視線を向ける。
まん丸なメガネは、だてメガネなんだろうか。
目立つ方ではない、質素な格好の後輩。
短大を出てここで働いているから、年はジョングクより若いけど、童顔だからもっとずっと若くみえた。
「A先輩って…ジミンさんとどういう関係ですか？」
突然すぎる質問に、耳を触って目を泳がせる
A「ど、どう…って？どうも……ないよ？」
「嘘。私隣で見てるからわかるんです。先輩ってよく見るとすっごく美人だし」
A「そ、そんな事、」
「ジミンさん、毎日必ずこっち見てるし？」
A「見てない見てない、見てないよ、絶対」
その子は椅子をこちらに向けて
前のめりに私の耳元に近づいた。
「随分前からちょくちょく、屋上でお弁当…食べてるし？」
A「なっ、何か勘違いしてる？パクジミンだよ？私なんか…」
席に体を戻して、ボールペンを口元にあてる。
素直で、幼く見えていた彼女の笑顔に
女らしさが滲み出る。
「そ？じゃあ、ジミンさん。誘ってもいいですか？」
A「えっ……」
笑顔の彼女の、真っ黒な瞳は笑ってなんかいない
A「誘っ…う、うん、いいんじゃないかな？」
「余裕ですか？それ。や〜な感じ〜。」
A「あ、わ、私、書庫に行かなくちゃ、」
慌てて携帯をポケットにしまい、席を立つ。
「…ジミンさんがどんな人か、先輩だって知ってますもんね？先輩だけを見てるわけ、無いですよ。先輩だけが知ってる体じゃ、無いです。ふふふ。」
幼い顔に戻って、可愛らしく笑った。
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王様じゃんぷ(プロフ) - BtJuminaさん» ありがとうございます。JKボスを忘れないで待ってて下さい😜最終章でお待ちしてます！ (2022年12月1日 18時) (
レス) id: fe65893bde (このIDを非表示/違反報告)
王様じゃんぷ(プロフ) - 凛さん» 希望とは…はて？笑。ファイナルで待ってます。先に謝ります！ずっともれなくこのお話らしく…辛くてごめんなさい😛最後に、いつも本当に有り難うございます😭 (2022年12月1日 18時) (レス) id: fe65893bde (このIDを非表示/違反報告)
王様じゃんぷ(プロフ) - maiさん» もぎ取るって笑いました🤣全力応援…(涙)是非懲りずにラストまでかまって下さい。待ってます！ (2022年12月1日 18時) (レス) id: fe65893bde (このIDを非表示/違反報告)
王様じゃんぷ(プロフ) - 7neanooonさん» 一途じゃないのに一途。笑。まさにその通りです。ファイナルで待ってます(‐人‐) (2022年12月1日 18時) (レス) id: fe65893bde (このIDを非表示/違反報告)
王様じゃんぷ(プロフ) - nnonnoさん» ｱｱｱ…こんな辛い話。笑。最後までお付き合い宜しくお願い致します😭 (2022年12月1日 18時) (レス) id: fe65893bde (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：王様じゃんぷ
| 作成日時：2022年10月16日 12時
