215 黙って従えよ、 ページ15
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電話を切ったAの腕を掴んで引き寄せる
このままジョングクの元になんて、帰したくない。
絶対に、帰さない。
ジョングクに向けた感情が脳の血管を圧迫して
その矛先をAに向ける
JM「ほんと、ムカつかせるよね…」
勢いよく腕を掴んだ僕に、Aは驚いた顔をした。
JM「帰るね…って？」
A「っ、だって、帰ろうってなったじゃん」
JM「そんな事言ってるんじゃない！」
掴んだ手に力が入る
A「……痛いよ」
JM「本気でわかんないの？」
A「わかんないよ」
JM「帰そうって思ってたよ、」
両手でAの顔を包み込んで、その唇を
今僕のものだって確かめるように、強く重ねた。
痛いくらいに何度も何度も角度を変えて
今Aが居たいのは、僕だとわからせる為に。
帰ろうって、思ってた、
帰らなきゃって、思ってたよ。
もう少ししたら帰るね、なんて
なんで平気な顔してそんな事言えるの？
それにムカついてるのに
なんでそれが、わかんないの？
僕のこらえきれない感情を、受け止めるのに必死なAをもっともっと追い込んで、助手席に僕の体重がのしかかる。
Aが好きなのは、こんなの？
それともこれは、僕の独りよがり？
誰にも邪魔されない場所に行きたい、
このまま二人の世界で
言葉じゃなくて確かめ合いたい、
何度も何度も僕の感情をAに向けて、息が出来なくなるまで抑え込む。
JM「…場所、かえる？」
A「…帰らなきゃ」
JM「なんで？帰さないから」
JM「続き…」
A「……っ」
JM「足んないよ、」
A「また、今度…今日は帰らなきゃ」
その味わいを離して、窓を力いっぱい叩いた。
僕の感情はコントロール出来ないくらい悪い方向に最大に振り切れた
JM「お前は僕のなの。黙って従えよ！！」
Aのタートルネックを引っ張って、そこに近付くと、Aは僕からすり抜けて僕の胸に両手を当てた
A「やだよ…」
JM「拒否権なんて、お前に無いってば」
もう一度引き寄せると物凄い勢いで突き放される
A「駄目なの…！」
なんで…？
A「やっとこうなれた日なのに…もっと大切にしてよ」
大切って？
ジョングクの元に帰すのが、Aを大切にするって事なの？
A「今日は…ほんとに帰ろう」
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王様じゃんぷ(プロフ) - BtJuminaさん» ありがとうございます。JKボスを忘れないで待ってて下さい😜最終章でお待ちしてます！ (2022年12月1日 18時) (
レス) id: fe65893bde (このIDを非表示/違反報告)
王様じゃんぷ(プロフ) - 凛さん» 希望とは…はて？笑。ファイナルで待ってます。先に謝ります！ずっともれなくこのお話らしく…辛くてごめんなさい😛最後に、いつも本当に有り難うございます😭 (2022年12月1日 18時) (レス) id: fe65893bde (このIDを非表示/違反報告)
王様じゃんぷ(プロフ) - maiさん» もぎ取るって笑いました🤣全力応援…(涙)是非懲りずにラストまでかまって下さい。待ってます！ (2022年12月1日 18時) (レス) id: fe65893bde (このIDを非表示/違反報告)
王様じゃんぷ(プロフ) - 7neanooonさん» 一途じゃないのに一途。笑。まさにその通りです。ファイナルで待ってます(‐人‐) (2022年12月1日 18時) (レス) id: fe65893bde (このIDを非表示/違反報告)
王様じゃんぷ(プロフ) - nnonnoさん» ｱｱｱ…こんな辛い話。笑。最後までお付き合い宜しくお願い致します😭 (2022年12月1日 18時) (レス) id: fe65893bde (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：王様じゃんぷ
| 作成日時：2022年10月16日 12時
