214 消し去れるなら ページ14
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砂浜を他愛ない話に笑い合いながら歩いて、車に乗り込んだ。
JM「さっきから携帯、光ってたよ」
A「そ？電話は鳴ってないから…」
Aは助手席で携帯を確認する。
A「ごめん、ジョングクから連絡きてるからちょっと話してくる」
そう言って車を降りようとしたAの腕を掴んだ
JM「…ここで、話せば？」
どうして僕に聞かれない所へ行こうとするの？
A「ああ、だね。」
Aは携帯を耳に当てた。
JK「もしもしヌナ？ごめんね、邪魔して」
A「ううん、邪魔じゃないよ。どうしたの？」
JK「あのさ、丁度ジミンさんといるから聞こうと思って。」
あたりは静かで、ジョングクの声はそのまま僕まで届いてた。
JK「三人でご飯食べに行こうって言ってたでしょ？それ。いつなら都合いいかな？」
は？
行くわけないから。
行かない。絶対行かない。
A「ジョングクが、三人でご飯食べに行こうって。いつなら空いてる？」
JM「残業があるから無理だよ。僕はそんなに暇じゃない。」
ちょっと大きめな声で答える。
お前との時間なんてどんなに暇をもて余していても
作りたくない。
JK「残業があるから毎晩駄目なの？じゃあヌナともずっと逢えないんだ……？そういう事だよね？」
ジョングクとの時間を回避したいだけなのに
ジョングクの言葉によって、妨げられる。
A「全く時間、作れない？」
Aは僕をみて、眉を下げた。
JK「ヌナ、時間が全く無いんだって。俺と毎晩晩酌しようね」
JM「あるから！！！時間、作るから…」
だんだん弱くなる僕の声は
大切な時間を奪われたあげく、拷問される日を待つ様な、耐え難い気分を表した。
JK「……ある？良かった！大事な時間を俺達と過ごしてくれる？」
A「週末なら大丈夫？」
JM「週末…大丈夫。空けておくよ」
A「ジョングク、週末ね」
JK「週末…すっごく、楽しみだね！ヌナ。」
A「だね？」
ほんと。
すっごく楽しみで眠れなくなりそう。
JK「ジミンさんと話せるって思ったら、寝ようと思ってたのに目が覚めてきたんだけど」
懐っこく笑う声が聞こえる。
A「もう少ししたら帰るね、」
JK「もう帰ってくるの？夜はこれからなのに。ふふっ、」
A「もージョングク、切るよ〜」
今、この世界で一人だけ消し去る事が出来るスイッチがあれば、僕は迷わずそれを押すと思う。
この不気味な余裕で
挑発してくる男を選んで。
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王様じゃんぷ(プロフ) - BtJuminaさん» ありがとうございます。JKボスを忘れないで待ってて下さい😜最終章でお待ちしてます！ (2022年12月1日 18時) (
レス) id: fe65893bde (このIDを非表示/違反報告)
王様じゃんぷ(プロフ) - 凛さん» 希望とは…はて？笑。ファイナルで待ってます。先に謝ります！ずっともれなくこのお話らしく…辛くてごめんなさい😛最後に、いつも本当に有り難うございます😭 (2022年12月1日 18時) (レス) id: fe65893bde (このIDを非表示/違反報告)
王様じゃんぷ(プロフ) - maiさん» もぎ取るって笑いました🤣全力応援…(涙)是非懲りずにラストまでかまって下さい。待ってます！ (2022年12月1日 18時) (レス) id: fe65893bde (このIDを非表示/違反報告)
王様じゃんぷ(プロフ) - 7neanooonさん» 一途じゃないのに一途。笑。まさにその通りです。ファイナルで待ってます(‐人‐) (2022年12月1日 18時) (レス) id: fe65893bde (このIDを非表示/違反報告)
王様じゃんぷ(プロフ) - nnonnoさん» ｱｱｱ…こんな辛い話。笑。最後までお付き合い宜しくお願い致します😭 (2022年12月1日 18時) (レス) id: fe65893bde (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：王様じゃんぷ
| 作成日時：2022年10月16日 12時
