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「……しんどくないの？」
JK「しんどいっすよ。結構」
「うそつき！仕事抜けてきたんだよっ！？」
JK「……ごめん。でも熱はある！ほら…」
頭の後ろを手で押さえられて
コツン、とオデコとオデコが…重なった。
JK「……熱い？」
「………う…ん……熱い」
それより………近いよ…
二人の間のモコモコ布団が、あって良かった…
JK「……Aさん…走った？」
「……走ったよ」
JK「俺のために…走った？」
「……ジョングクくんのため」
JK「……外の匂いがする。…冬っぽい匂い」
オデコがくっついたまま
体も布団を隔ててくっついたまま
熱で火照る顔。風邪で少し力がない声。
触れちゃいそうな、唇…
JK「Aさんの足にしては早かった。めっちゃ走ったっすね？」
「……全力疾走だよ」
JK「なんで。」
「……なんでだろうね」
押さえられてた手が、頭を撫でる
JK「なんでそんなに走った？」
「………たまたま走った」
JK「フッ…なんすかそれ」
「走った理由を隠す人のセリフ」
「あぁ…」って目を細めてオデコを離す。苛立った顔をしたジョングクくん
JK「……つまんない事だけ、覚えてんなって」
目をそらして、心底嫌そうに言った。
「…つまんない事じゃないもん」
JK「つまんない。だって16だよ？必死だったんすよ、」
「馬鹿にしてるわけじゃないよ？」
JK「こっちはされてる気がすんの」
目を覗き込む
「嬉しかったよ？今でも思い出すと、嬉しい」
JK「バレバレなのに、いっつも周りチョロチョロして」
「可愛い16歳だ」
JK「誰かさんは目の前の恋に夢中だった」
「………忘れた」
JK「うそつけよ」
あの頃の記憶と、今が交差した。懐かしい想い。ちょっとセンチメンタルになる記憶。
もう、戻れない。あの頃。
忘れられない日々と、新しい毎日。
嫌でも私達は、大人になる。
どっちも大切で
どっちも繋がった先の同じ……人生だ。
フフ……って笑って、
ジョングクくんの手が私の髪を耳にひっかけた。
あの頃の続きが、今になる。
考えもしなかった未来に繋がる。
きっと、凄く、甘い…
JK「……忘れてなくてもいいよ、最初の人の…思い出。…お互い最初にはなれなかったけど」
唇に手が動いて、唇をゆっくり指でなぞる
JK「最後の人には、なれるっすよ…。最初じゃなくて、最後のオトコの方が、やばくないっすか…」
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なったん(プロフ) - もぅ今の私の楽しみはこの小説だけといっで過言ではないですー❤️ずっと見てたい❣️ (11月2日 10時) (
レス) id: e129d7fe16 (このIDを非表示/違反報告)
キャベツ(プロフ) - この二人ずっとみてたい〜✨ (11月2日 8時) (レス) @page50 id: 16a26e8c98 (このIDを非表示/違反報告)
pumpkin(プロフ) - JKも先輩も徐々に素直になってきている感じが…良すぎて震える (11月1日 23時) (レス) @page50 id: 3dc2269bbe (このIDを非表示/違反報告)
ミユ(プロフ) - ヤーほんと最高。もどかしくてたまらない！ (10月30日 22時) (レス) @page47 id: 5b72a5cd90 (このIDを非表示/違反報告)
mai(プロフ) - あぁぁ愛しのモブ。バレてるとも知らずに。。不器用ＪＫよ、愛おしさ爆発します。 (10月29日 21時) (レス) @page45 id: 4721f14244 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：王様じゃんぷ
| 作成日時：2023年10月15日 20時
