52 一生懸命に。 ページ5
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布団にくるまって、顔だけジョングクくんを追ってると「着替えました？」こっちを向いて聞いてくる。
「もう見てるし…。まだ。って言ったらどうしてたんだよぉ…」
JK「ああ、そっか。だけど中にキャミソールみたいなの、着てるからいいじゃん」
………知ってる…か
「ごめん…脱いだ…」
JK「………っ、脱い…」
「汗かいたし………窮屈で…」
JK「…………いや、いいんすけど」
ちょっと変な空気が流れた…！
やばい……。ぎゅう…と布団を掴む。
JK「ああ、ハンガー、かけときますね」
枕元に雑に畳んだ服とキャミソール
ベッドの横に落ちてたコートとマフラーを丁寧にハンガーにかけてくれる。
ハンガーの服はリビングの、服をかける場所じゃない場所にかけられる。
……リビングで脱げば、ここにかけられる。
やっぱりあの日は、バスルームで脱いだんだ…
うぅぅ………
勝手な答え合わせに、頭が痛む。
JK「水です」
「ありがとう。欲しかったんだよ、カラカラで」
JK「飲めます？」
「…………飲め、」
マセン。って言ったら、どうやって…飲むの？
「飲めマス！！！」
体を起こして、クッと飲む。冷たくて染み渡る
JK「頓服薬。風邪薬とかなくて…とりあえず飲んで」
「………うん」
錠剤をまた、クッと飲む。
「ごめんね………寝転がる…」
起き上がるとしんどくて、
寝転んだらまた、肩を撫でられる。
JK「いっすよ、寝てて」
布団を鼻までかぶせて、ジョングクくんを見たら悲しい目で「しんどい？」って聞いてきた。うん。と頷くと、うん、と頷き返される。
やっぱり、悲しい、切ない、目。
JK「冷やしますね」
って頭にイキナリ氷水が入った冷た過ぎるビニール袋を当てられて「づめだ！」と叫んでしまった
JK「あわ…やっぱり、冷っ………そっすよね！」
「冷た過ぎるよ」
JK「…ごめん」
「……ふふ。ありがとぉ」
JK「…いや。ごめん。…漫画とかで、こーゆーの頭に置いてるイメージあったから…」
そう言って立ち上がったら、バスルームでごそごそして、氷水の袋を薄手のタオルでくるんで「これなら良いのかな…？」と眉間にシワを寄せながら戻ってくる。
JK「これならどー？」
頭に乗せられた。やんわり冷たい氷枕。
JK「あ！首元にひけばイイのかな？」
一生懸命、一生懸命
はじめての看病に悩むジョングクくんの
ひとつひとつの仕草が
堪らなく、母性本能をくすぐった。
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なったん(プロフ) - もぅ今の私の楽しみはこの小説だけといっで過言ではないですー❤️ずっと見てたい❣️ (11月2日 10時) (
レス) id: e129d7fe16 (このIDを非表示/違反報告)
キャベツ(プロフ) - この二人ずっとみてたい〜✨ (11月2日 8時) (レス) @page50 id: 16a26e8c98 (このIDを非表示/違反報告)
pumpkin(プロフ) - JKも先輩も徐々に素直になってきている感じが…良すぎて震える (11月1日 23時) (レス) @page50 id: 3dc2269bbe (このIDを非表示/違反報告)
ミユ(プロフ) - ヤーほんと最高。もどかしくてたまらない！ (10月30日 22時) (レス) @page47 id: 5b72a5cd90 (このIDを非表示/違反報告)
mai(プロフ) - あぁぁ愛しのモブ。バレてるとも知らずに。。不器用ＪＫよ、愛おしさ爆発します。 (10月29日 21時) (レス) @page45 id: 4721f14244 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：王様じゃんぷ
| 作成日時：2023年10月15日 20時
