81 覚えのある… ページ40
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「お邪魔します……ジョングクくん…」
リビングの隅のベッドに寝転んだ背中。
冬なのに汗だくでコートを脱いで、声を張る
「ジョングクくん…………！！」
JK「………………………」
「ジョングクくん！」
JK「…うぅ………」
コートを置いて背中を向けて丸くなって寝転がる肩に手を当てた。モコモコの布団が小刻みに揺れる。
肩も揺れて、私の手も揺れる。
JK「…………ククク…」
不安になって、グッと力を入れると、くるんと仰向けに転がった。両腕を顔に乗せて隠してるから顔色が見えない
「ジョングクくん…ごめんね…辛い？どうしよう……病院…！」
JK「…………ククッ…」
両腕の隙間から目だけを見せる。
「…どこが痛む…？水、水のも。熱、熱も…！」
JK「…苦しい………もっと………こっち…きて…」
「………こっち？」
片方の腕が伸びてきて私の手を握る。
片方の腕はまだ目の下を隠してる
JK「……きて…」
ジョングクくんの握った手が熱くて、熱がある事を実感する。握った手をグイグイ引き寄せられて、ベッドの横に立っていられなくて、片方のヒザをついた。
JK「……………こっち…もっと…」
………ジョング…っ！
「んあ゛っわっ!!」
ってバランスが崩れたのは、ジョングクくんが急にすっごい力でグンッと腕を引っ張ったから。
JK「ふハハッ！Aさん、確保っ！！！」
「……ちょっ！ジョ、えっ！！？」
驚いてるのに、動けない……動けな…い…
ふわんと忘れられない匂いが舞って、ジョングクくんに重なってて、ベッドが揺れて、耳元で「あぁ…Aさん…汗かいてる…」って甘い声がして
両腕でぎゅぅぅー…っと
苦しいぐらい締め付けられてて…
覚えのあるシチュエーション………
走ったドキドキが収まって
またドキドキが動き出す。
思い出しちゃいそう…………
ダメダメ！今、そんな事……！
JK「…ふぁぁ、ああ………Aさん…乗っかっ…てる……やば…思い出しそ………」
ダメダメダメダメダメ！
って！！じゃなくて！
「ジョングクッ！！…騙したなっ！！？」
我に返ってガバッと顔をあげて両ひじをついてジョングクくんを見る
JK「…………わぁっ」
「騙したっ！」
JK「………顔…近っ……」
「ちか…、近っ、じゃなくて！！」
………もっ！！
近い顔と顔が、真っ赤に染まるのに
まわした腕…ほどいてよぉ……
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なったん(プロフ) - もぅ今の私の楽しみはこの小説だけといっで過言ではないですー❤️ずっと見てたい❣️ (11月2日 10時) (
レス) id: e129d7fe16 (このIDを非表示/違反報告)
キャベツ(プロフ) - この二人ずっとみてたい〜✨ (11月2日 8時) (レス) @page50 id: 16a26e8c98 (このIDを非表示/違反報告)
pumpkin(プロフ) - JKも先輩も徐々に素直になってきている感じが…良すぎて震える (11月1日 23時) (レス) @page50 id: 3dc2269bbe (このIDを非表示/違反報告)
ミユ(プロフ) - ヤーほんと最高。もどかしくてたまらない！ (10月30日 22時) (レス) @page47 id: 5b72a5cd90 (このIDを非表示/違反報告)
mai(プロフ) - あぁぁ愛しのモブ。バレてるとも知らずに。。不器用ＪＫよ、愛おしさ爆発します。 (10月29日 21時) (レス) @page45 id: 4721f14244 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：王様じゃんぷ
| 作成日時：2023年10月15日 20時
