75 じゃ、また。 ページ31
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JK「このマンション？」
「だよ！ありがとう。ここでいいっ！」
車を停車させたジョングクくんが「じゃ。また」ってそっけなく言った。バイバイ、また明日。ジョングクくん！って……言いそうになる。
制服じゃない。徒歩じゃない。実家じゃない。
また明日じゃ…ない。
降りようとして…ためらう。振り向いた運転席のジョングクくんは
JK「ん？早く。入ってください」
って。
引き止めたりしない、急かすように家に入ってって言うのも全然、変わってない。
JK「気をつけて下さいね」
「お昼だよ、それに家の前」
JK「入るまで見届けられないから」
「二階のすぐそこだよ」
危険なんて一つも無い。
JK「一人暮らしの女の人は狙われやすいんすよ」
「誰も狙わないよ、色気ねーからなっ！っていつも言われてる」
JK「色気ないけど、一応女の人ではある」
「………まあね。気をつけるよ」
JK「怒って殴ってくるかなって、思ったのに」
「ああ、へへ。忘れてた」
じゃあね、ってドアを閉めようとしたら
JK「待って。降りる」
運転席から降りてきたジョングクくん。
「いいのにぃ」
JK「…あの」
自分の首の後ろ、撫でるように触れて…ン〜。と言葉を詰まらす
「んー？」
JK「元気になって、良かったです」
「…おかげさま、だよ。ありがとう。」
JK「あったかくして、今日も早く寝て下さい」
「うん！ジョングクくんも」
JK「また、」
またね！って笑って、エレベーターに曲がる所まで歩いて振り向くと、車の前で立つジョングクくんが、手をあげた。
立ち止まって遠く向かい合い、手を振る。
ニコッと笑って、小さく手を振り返してくれる。
口パクでバイバーイっ！って言うと
フフッ…てニコニコして、バーイ！と手を挙げた。
旅行のあとみたいな気持ち。ただいま我が家！って気持ち。ちょっと疲れたきもち。
また、明日から頑張ろう…って気持ち。
…はあ。少しだけ、寂しい気持ち。
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なったん(プロフ) - もぅ今の私の楽しみはこの小説だけといっで過言ではないですー❤️ずっと見てたい❣️ (11月2日 10時) (
レス) id: e129d7fe16 (このIDを非表示/違反報告)
キャベツ(プロフ) - この二人ずっとみてたい〜✨ (11月2日 8時) (レス) @page50 id: 16a26e8c98 (このIDを非表示/違反報告)
pumpkin(プロフ) - JKも先輩も徐々に素直になってきている感じが…良すぎて震える (11月1日 23時) (レス) @page50 id: 3dc2269bbe (このIDを非表示/違反報告)
ミユ(プロフ) - ヤーほんと最高。もどかしくてたまらない！ (10月30日 22時) (レス) @page47 id: 5b72a5cd90 (このIDを非表示/違反報告)
mai(プロフ) - あぁぁ愛しのモブ。バレてるとも知らずに。。不器用ＪＫよ、愛おしさ爆発します。 (10月29日 21時) (レス) @page45 id: 4721f14244 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：王様じゃんぷ
| 作成日時：2023年10月15日 20時
