69 揺れるｺｽﾓｽ ページ25
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キョトンとしたままの私の首にジョングクくんの手が伸びてきて、手の甲を当てた。続けてオデコ、最後にほっぺ…。
「熱…もう無いかな？」
JK「んー…測らないとわかんないっす」
二人の視線がアラーム時計の横の体温計に移った。
…………トク………トクとゆっくり鼓動が早くなる。
「………測る？」
JK「…っすね」
ドキドキドキドキドキ、
やばい…………！！急に鼓動が早くなる。
すっごく、恥ずかしいっ！！！
意識がはっきりとしている元気なお昼に……赤ちゃんは…恥ずかしいっ！！
いい大人が後輩くんに……赤ちゃんは駄目だ！！
ジョングクくんを見る。いつも通りそっけない顔でいると思ったのに…
…………顔が真っ赤！！！！
「そ、そっちが照れるなよぉっ！！」
JK「……お昼に赤ちゃんプレイはハードル高いっす」
プ、プレイじゃないよぉっ！！！！！
お互い顔を真っ赤にして、うつむいた。
「シャワー！！シャワーしてくるっ！！」
JK「……お、お昼ご飯……作ります！」
ほんと、馬鹿！
私達…ほんっと馬鹿！！
こんなの恥ずかしくっていられないじゃんっ！！
JK「あっ、Aさん、食欲あるの…？」
「出てきたっ！お腹へったよ！食べたい！」
JK「ハハッ、じゃあシャワーしてきて下さいっ。俺は栄養満点の雑炊作るっすね！」
「買ってきたんすよ〜、卵と野菜！」ってすっごく嬉しそうに笑ったジョングクくんが食材が入ったビニール袋を揺らしてキッチンに向かった。
JK「よし。風邪 雑炊 作り方…っと。あ。音楽音楽…」
「はっ！ニラ忘れた最悪……。げっ、走りすぎて卵割れてるし」って独り言言いながらトレーナーの袖をまくって手を洗う。
……ふふ。走ってる姿が想像出来る。
制服を着てリュック背負って、
よく走ってたなあ……
懐かしい、あの頃の空を思い出す。
あの頃の、記憶。
美術室のにおい。満員の電車。体育館の裏…
体育館のコスモス
二年の校舎の…告白スポット…
窓側に座る…制服姿。
机にヒジをついて目を細くして笑う
差し出される手の、熱。
魔法にかかったみたいに
繋いだドキドキが
聞かれてしまいそうで
どうしようもなくて…
夕日に照らされながら
歩いた…帰り道…
「Aさんっ？」首をかしげたジョングクくん。まばたきをして…我に返る。
「シャワーは？」って笑った顔が優しく優しく…
私を見つめた。
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なったん(プロフ) - もぅ今の私の楽しみはこの小説だけといっで過言ではないですー❤️ずっと見てたい❣️ (11月2日 10時) (
レス) id: e129d7fe16 (このIDを非表示/違反報告)
キャベツ(プロフ) - この二人ずっとみてたい〜✨ (11月2日 8時) (レス) @page50 id: 16a26e8c98 (このIDを非表示/違反報告)
pumpkin(プロフ) - JKも先輩も徐々に素直になってきている感じが…良すぎて震える (11月1日 23時) (レス) @page50 id: 3dc2269bbe (このIDを非表示/違反報告)
ミユ(プロフ) - ヤーほんと最高。もどかしくてたまらない！ (10月30日 22時) (レス) @page47 id: 5b72a5cd90 (このIDを非表示/違反報告)
mai(プロフ) - あぁぁ愛しのモブ。バレてるとも知らずに。。不器用ＪＫよ、愛おしさ爆発します。 (10月29日 21時) (レス) @page45 id: 4721f14244 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：王様じゃんぷ
| 作成日時：2023年10月15日 20時
