61 甘い、１分。 ページ14
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後ろに座ったジョングクくんが「もたれていいっすよ」って言いながら、私を引き寄せる…
「自分で測れるってば……」
JK「素直に甘えて。看病されて下さい」
もたれたくないのに、その力に逆らう力は今の私には無くて、「フゥ…」と体が支えを求めた。
JK「…これ長押しかな……」
私の肩から顔を出して、使い慣れてなさそうな体温計を二人の前に持ってくる。
JK「使った記憶がない」
そう言ってほっぺの真横の顔が私を見る。
自分でわかるくらい熱い顔が、もっとアツくなるけど、ジョングクくんは平気な顔。
近いな……すっごく……
ぼんやりした世界で、
ゆだねた体がジョングクくんに包み込まれて、
最高に甘い…座椅子だな……
JK「……トレーナーぶかぶかだから測りやすい」
首元から手が入る
「……ん……やだよ、恥ずかし……」
力ない声を出して胸元を隠すように手をまわしたけど、気にする事なくワキに体温計を挟まれて、ぎゅう…っと抱き締められる。
JK「……こうしたまま……1分っすよ…」
もたれた体を優しく抱き締めるジョングクくん。
顔が、顔にコテンとくっついた。
JK「…Aさん…熱い…」
「…うん…熱い………ハァ」
ぼやりとした虚ろな目が移したのは、モコモコの布団と、ジョングクくんのぎゅぅぅ…と力が入る腕。
JK「……アツくて……溶かされそう……」
ジョングクくんの首に横顔を擦り寄せる。
「…ハァ…ほんとに…私…赤ちゃんだ…」
JK「全部俺がしてあげる。ほんとに、今だけ…赤ちゃんですよ」
……ハァ、ハァ
「…………ごめん…ね…」
JK「ごめんじゃないの。…して下さい。でしょ？」
「……ハァ、…そっか…」
JK「お願いして…」
…ハァ、ハァ
「…ぜんぶ…してください……」
JK「……フフ。いい子です」
視界がもうろうとして、天井が近づいてくるような気がした。
……ハァ……ハァ……自分の息がアツい
静かな部屋に「はあああ。俺すっげー…不謹慎…」って言葉が小さく響いたら、ピピ、と電子音が続けて響く。
体温が例え何℃でも、
朝まで寝て過ごすしかないから、どうでもいいんだけど…
高熱であればあるほど
大人の女じゃなくて、
ジョングクくんの赤ちゃんでいられるなら
凄い高熱で、凄い苦しくて
それがずっと続いたとしても
幸せなのになぁ………なんて
私だってすっごく、不謹慎だよね…
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なったん(プロフ) - もぅ今の私の楽しみはこの小説だけといっで過言ではないですー❤️ずっと見てたい❣️ (11月2日 10時) (
レス) id: e129d7fe16 (このIDを非表示/違反報告)
キャベツ(プロフ) - この二人ずっとみてたい〜✨ (11月2日 8時) (レス) @page50 id: 16a26e8c98 (このIDを非表示/違反報告)
pumpkin(プロフ) - JKも先輩も徐々に素直になってきている感じが…良すぎて震える (11月1日 23時) (レス) @page50 id: 3dc2269bbe (このIDを非表示/違反報告)
ミユ(プロフ) - ヤーほんと最高。もどかしくてたまらない！ (10月30日 22時) (レス) @page47 id: 5b72a5cd90 (このIDを非表示/違反報告)
mai(プロフ) - あぁぁ愛しのモブ。バレてるとも知らずに。。不器用ＪＫよ、愛おしさ爆発します。 (10月29日 21時) (レス) @page45 id: 4721f14244 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：王様じゃんぷ
| 作成日時：2023年10月15日 20時
