59 そばに居ます ページ12
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ジョングクくんの筋トレ部屋から微かに音楽が聴こえて、それを遠くに感じながら、いつの間にか眠ってしまった。
真夜中。……寝苦しくて寒くて、目を覚ます。布団は足モトで蹴られて丸まってる。
サム……
布団を引っ張って、うずくまる。背筋からぞくぞく震えて、体が重くてクシブシが痛む…
喉乾いた……、今なんじ……？って思って動こうとすると、頭がナマリみたいに重くて、携帯を手に取る気にも、水を飲む気にもならなかった。
ボッと天井を見上げる。
…………ハァ、ハァ、ハァ
JK「………Aさん…、しんどい？」
ジョングクくんの声
JK「……薬、きれてきた？」
ベッドの横から顔が見えた。床にそのまま寝てたのか、立ち上がってベッドに腰掛けた。
JK「………暑い？」
「……さむい………」
手が伸びてきた。首に手の甲が触れた途端「あつ！」って驚いた声を出す。こんなに寒いのにそんなに熱いのか…
JK「…気分は悪くない？」
「…うん。体が痛い……ハァ…しんどい……」
体温を確かめる為に頬に当てた手でそのまま頬を撫で続ける。
JK「………汗…すごい…」
「…しんど……えへへ……しんどい」
ジョングクくんを見上げる
JK「…変わってあげたい」
タオルを手に取り、汗で顔にへばりつく髪をとかしながら、優しく顔を拭いてくれる。
JK「………変わってあげれたらいいのに…」
右手で顔を拭きながら、左手は髪をとかすそれは
小さい子どもみたいな気分になれた。
弱ってると、何故だか心細くなるから
そばに居てくれたら、
すっごく安心できるな……
「………ん…ハァ、ハァ」
JK「…………Aさん…」
「………ぅう…」
手が止まる。
JK「…………………」
「………それ…。安心する…」
JK「どれ？」
「………触ってて…」
止まったまま、瞳を揺らしたジョングクくんは
視線をそらして、…暫く動かない。
「………ハァ、ハァ…」
ベッドに座ってたジョングクくんが、私の布団を丁寧にかけなおして隣にコロンと、寝転がった。
JK「そばに居ますよ」
「……布団…は」
JK「俺の事はいいから。どうしても寒くなったら、Aさんの布団の中に入るよ」
「……風邪引くよ…入って…？ああ…入ってくると風邪移るのか…」
JK「フフ、」
「……寒いよね…」
JK「いーから。布団に一緒に入ったら…俺がしんどくなるから。ここが楽」
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なったん(プロフ) - もぅ今の私の楽しみはこの小説だけといっで過言ではないですー❤️ずっと見てたい❣️ (11月2日 10時) (
レス) id: e129d7fe16 (このIDを非表示/違反報告)
キャベツ(プロフ) - この二人ずっとみてたい〜✨ (11月2日 8時) (レス) @page50 id: 16a26e8c98 (このIDを非表示/違反報告)
pumpkin(プロフ) - JKも先輩も徐々に素直になってきている感じが…良すぎて震える (11月1日 23時) (レス) @page50 id: 3dc2269bbe (このIDを非表示/違反報告)
ミユ(プロフ) - ヤーほんと最高。もどかしくてたまらない！ (10月30日 22時) (レス) @page47 id: 5b72a5cd90 (このIDを非表示/違反報告)
mai(プロフ) - あぁぁ愛しのモブ。バレてるとも知らずに。。不器用ＪＫよ、愛おしさ爆発します。 (10月29日 21時) (レス) @page45 id: 4721f14244 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：王様じゃんぷ
| 作成日時：2023年10月15日 20時
