砂の名前 (TH) ページ3
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島の気温は31度。暑い。
「ばあちゃん！チャリ、借りるね！」
めちゃくちゃにダサい自転車は、前カゴにカバーがついてて後ろカゴまでついてる。最近あんまり使わないのか、錆びまくり…
「朝から元気な子だあ〜ねぇ〜」
ばあちゃんを横目に
「テヒョンァ〜…まだ朝の７時よぉ？……ばあちゃん。朝ごはん、出来てますよ」
「オンマ！！朝一のフェリー、何時着！？」
「……何時…８時頃かしらね？」
自転車を走らせる。
誰よりも早く君を見つけたくて
ひまわりの坂道を抜けると
島の海が道の横におっきく広がる。
目指すフェリー乗り場まであと、少し。
この島のフェリーは
時刻通りに到着した、ためしが無い。
だけど必ずこの島の夏は…
「テヒョン！！」
「Aっ！！！」
君を連れてきてくれる。
今か今かと
まだかまだかと
首を長く長く長くして待った夏が
「はあーっ、帰ってきたああ〜」
やってきた…
「おかえり！A！」
おへそを出して、青い空の下で伸びをして
飛びそうになった麦わら帽子を華奢な腕で押さえる。
「ソウル始発で出たし」って笑う顔は
小さな頃から。何も変わってない、笑顔。
僕の家からすぐの、君の家に荷物を置いたら
二人で幼い頃から遊んだ海岸で、過ごす。
「A、大学出たらそのままソウルで就職？」
「だよ。テヒョンは？」
「そうだなー…僕もソウルで働く予定」
この島には、高校までしかなくて。
島の同級生11人。
島からフェリーで20分かけて、
本土の大学へ進んだ僕と皆。
島で親のアトを継ぐ奴もいた。
だけどAだけは、ソウルの大学に進み
一人暮らしを始めた。
それは珍しい事で。
だけどなかなか勇気がいる、
カッコいい事でもあった。
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王様じゃんぷ(プロフ) - 凛さん» いつも苦しめてる気がし😂でもそれが私のらしさだと言ってくれた言葉を胸に突き進んでます(ﾎﾟｼﾞﾃｨﾌﾞ) (8月29日 23時) (
レス) id: fe65893bde (このIDを非表示/違反報告)
王様じゃんぷ(プロフ) - Mさん» 短編なんで許して下さいってことでダークぶち込みました😅個人的にはコメディとかピュアのより好みだったりします(ｽﾐﾏｾﾝ🙏) (8月29日 23時) (レス) id: fe65893bde (このIDを非表示/違反報告)
凛(プロフ) - 苦しさに耐えられなさそうなので完結してから読みました。ユンギ苦しいの似合いすぎるのなんで😭😭ホソクさんはホソクさんぽいし、ユンギもユンギだし、次はどなた！？楽しみですがこのシリーズ勇気要ります🫡 (8月29日 23時) (レス) id: f825413662 (このIDを非表示/違反報告)
M(プロフ) - く、苦しい……ユンギさんのお話苦し過ぎて情緒おかしくなりそう^_^^_^^_^^_^()次のメンバーも楽しみにしてます🥺 (8月29日 21時) (レス) @page29 id: 54249dbe4c (このIDを非表示/違反報告)
王様じゃんぷ(プロフ) - Mさん» 四名、終わりました。コメントのおかげでせっせこ書けてます💪次は誰いきましょー(><)💕 (8月29日 18時) (レス) @page29 id: fe65893bde (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：王様じゃんぷ
| 作成日時：2023年8月23日 12時
