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…そうなんだ。
……辛くて苦しい…よね。
「僕は…経験が無いから何も偉そうには言えないんだけど…」
座りなおして、ン〜…と目を動かす
「…お婆ちゃんの時に感じたのは、最後まで会える時間には沢山会いに行って……良かったなって事と。それでもやっぱり、どうしてもっと会わなかったんだろうって、後悔と」
彼女を見る。
「いつか必ずそこに行くまで、ちょっとお空で待っててね。って気持ちだった。」
彼女は優しく、優しく、笑った。
「それにさ？奇跡って、起きるよ。希望って言葉、僕スキなんだ」
人はいつか、終わりが来る。
早いのか、遅いのか
儚いのか、華麗なのか
散りぎわは、わからない。
けど、悲しくても…必ず訪れる事で
受け止められなくても
それが僕達のさだめなんだ。
「…名前を、聞いてもいいですか？」
鍵のかかった扉をソッと開けてくれた彼女は
そのまだ見ぬ部屋に
僕を招き入れてくれた気がした。
互いの名前を知ったのは11月のこと。
もうお互い簡単に名前を呼び合えるほど
笑い合ったのは12月のこと。
君は小さなハンドメイドショップを
開いていること。
君は、ピアス作りが好きなこと。
君は、中華がすきなこと。
君は、夜の雨がすきなこと。
君は、傘が嫌いなこと。
その目は毎日アイラインが綺麗に上がってて
不思議な綺麗な目が、僕を映すたび
僕は君に惹かれてく、こと。
君が僕の中に
しっかりと存在するのを自覚したのは
1月のこと。
「私が作った、ピアスです」
「えっ！ぼ、……僕に！？」
「ホソクさん、いつも色んなピアス、つけてるから」
「……スキなの、スキ…なんだ……」
ポッとした、
一瞬でのぼせた自分の頭を、
冷ます様に瞬きをした
「あっ、あっ、アク、アクセサリーとか、気分とか洋服に合わせて…変えるのが、スキなんだよ」
「今日も、素敵です。私も、洋服がすき。アクセサリーが大好きですよ」
「……ありがとう」って握りしめた
ハンドメイドの一点モノは
言わずもがな…僕の宝物に、なる。
彼女がバスに現れなかったのは、そのあとすぐ。
きっと、また中華を食べ過ぎて
胃もたれしたに、違いない。
きっと、きっとそう。
そう言い聞かせて、揺られる。
翌日も、その翌日も、一週間経っても。
彼女はバスには現れなかった。
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王様じゃんぷ(プロフ) - 凛さん» いつも苦しめてる気がし😂でもそれが私のらしさだと言ってくれた言葉を胸に突き進んでます(ﾎﾟｼﾞﾃｨﾌﾞ) (8月29日 23時) (
レス) id: fe65893bde (このIDを非表示/違反報告)
王様じゃんぷ(プロフ) - Mさん» 短編なんで許して下さいってことでダークぶち込みました😅個人的にはコメディとかピュアのより好みだったりします(ｽﾐﾏｾﾝ🙏) (8月29日 23時) (レス) id: fe65893bde (このIDを非表示/違反報告)
凛(プロフ) - 苦しさに耐えられなさそうなので完結してから読みました。ユンギ苦しいの似合いすぎるのなんで😭😭ホソクさんはホソクさんぽいし、ユンギもユンギだし、次はどなた！？楽しみですがこのシリーズ勇気要ります🫡 (8月29日 23時) (レス) id: f825413662 (このIDを非表示/違反報告)
M(プロフ) - く、苦しい……ユンギさんのお話苦し過ぎて情緒おかしくなりそう^_^^_^^_^^_^()次のメンバーも楽しみにしてます🥺 (8月29日 21時) (レス) @page29 id: 54249dbe4c (このIDを非表示/違反報告)
王様じゃんぷ(プロフ) - Mさん» 四名、終わりました。コメントのおかげでせっせこ書けてます💪次は誰いきましょー(><)💕 (8月29日 18時) (レス) @page29 id: fe65893bde (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：王様じゃんぷ
| 作成日時：2023年8月23日 12時
