89 テイクスリー ページ39
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想像…通りのこ…と………
「ジミン!!」
…きらいっ!!!
「フフッ…めっちゃ怒った」
…うそ、大好き…大好きで大好きで、なんだかそれが凄く悔しくて泣きたくなるんだよ。
あーっ楽しいっ、て本当に楽しそうに笑ったジミン。また前髪を上げて、目を瞑った。
やっぱり……口元が笑いを堪えてる。
「フッ、…はじまった、焦らしぷれ…い」
「ほんとにほんとに黙って!今すぐするからっ!」
込み上げてくる笑いを必死に堪えて、肩を揺らしてる。無理矢理な無の表情を作って構えるジミン
「…………ぷっ、」
目をパチッと開く
「次はなによっ!」
「……待って、待って一回待って、駄目………笑う」
私の両肩を掴んだジミンが、アハハって空に向けておっきく笑う
「ジミンシ!命令です、わらうなっ!」
「ふふふ、わかった、わかってるから、ちゃんとしなきゃだ」
んっ!と気合いを入れるジミン。両方のほっぺをパチパチ軽く叩く
「雰囲気が大事だからね?はい、テイクスリー。どぞ!」
「めっちゃイッタイからね、笑ってらんないくらい」
またまた前髪を上げて目を瞑る。なんかどんどん、もう何を待ってるのかわかんなくなってきた…
「……して…」
甘ったるい声。フフッて笑ってると思ったら
「…………ン」
唇をムニッと尖らせた。カアッと熱くなって…デコピンどころじゃない!!な、な、なにその唇!!!
ジ、ジミンのばかああ!!!
「ストップ!ジミン目あけろっ!」
「ふはははははっ、なにぃ?なに」
「その口がなにぃ!だよぉ!!!」
私の両方のほっぺを両手で強めに覆って「アハッ、おっかしい、かわいい」ってケラケラ笑ってる
「は、はなひてっ!」
かと思ったら、眉がギュゥッて歪んで、しかめっ面で私を見つめる。
まだ両手をほっぺに当てたまま
「あー、むりすぎる…。お前はほんと…」
「なによっ!」
「ばかだよね」
「馬鹿ゆうなアホ」
まるで、可愛い過ぎる子猫にイーッて込み上げる衝動と戦ってるみたいに私の顔を掴みながら、眉をどんどんしかめて、握り潰されそうなくらい力が入ってく
「あー…」
「なにぃ……」
掴まれた顔、まぬけだよ、絶対
「はあー…ヤバ…」
「なにがっ!離してよ!デコピンやるよっ!」
「僕は待ってるんだってば。焦らしてんのはAだよ」
「ジミンが!余計な事するし、言うじゃん」
「ドキドキした?」
「しないよっ!」
「したよ」
「口尖らすからだよ!!」
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あこ(プロフ) - 更新楽しみです。幸せになって欲しい💜でもジョングクくんの気持ちを思うと、とっても切ないっす。後輩グクくんのこの口調本当に好きです! (6月24日 22時) (レス) @page50 id: f9201ba0de (このIDを非表示/違反報告)
ミユ(プロフ) - 最高です〜🥲💓もう毎回この更新がどれほど楽しみか。 (6月24日 17時) (レス) @page46 id: 8a771334e8 (このIDを非表示/違反報告)
ジュジュ(プロフ) - 最高!最高!さいこーーー❤️甘くなってきたー❤️甘くなってきた!最高❤️また焦らされたい気持ちもあるのでもう一度読み返してきます☺️本当にありがとうございます🙏 (6月22日 22時) (レス) id: d11b49f217 (このIDを非表示/違反報告)
myco - 作者様初めまして。ドキドキとキュンキュンと幸せな時間をいただきありがとうございます♡これからも更新楽しみにしてます (6月22日 21時) (レス) @page46 id: a0d3d6e0e6 (このIDを非表示/違反報告)
BtJumina(プロフ) - なんと幸せをくれるんでしょ❤️作者様永遠に幸せです (6月22日 10時) (レス) @page45 id: 747469af63 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:王様じゃんぷ | 作成日時:2023年6月9日 18時