52 練習あるのみ ページ2
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「ご主人様、温かいミルクだニャンッ」
テヒョンくんがいきなり立って、猫のポーズでふざけたと思ったら私の手を引く
「ちょっと。ちょっとさ。Aちゃん、練習してもらえる…？」
「は゛？」
「えぇ！？わ、私？」
「Aちゃん、子供っぽいし似合うよ！」
「し、しないよ！出来ない！」
「出来るよ、やるのっ！」
「………テヒョンァ、正気？誰がこんなののメイド服姿…」
「ジミナは関係ないでしょー？嫌なら当日カフェから離れてればいーじゃーん」
「言われなくても離れるし。残念で見てらんないから」
「さ、さ、Aちゃん、言ってみて？テヒョン様、温かいミルク……あ。真っ白のミルクだニャン！って」
「は゛…？、言わなくていいよ、A」
「やって！」
「やんなくていい」
「言ってみて！」
「言わなくていい！！」
求めるテヒョンくんと、止めるジミンを座って見上げる。
よし。立ち上がる。
「やるなよ？…やるなよA…やんないよね！？」
もたれてた机から体を起こすジミン
やる。やるよ！猫？お安いご用！！
「テヒョンさまぁっ、真っ白なミルクだ………にゃんっ？」
………………やった。
テヒョンくん、やったったぞ、わたし！！
「………ああ、なんか、あ〜、Aちゃん。当日まで練習しよう」
テヒョンくんが残念な目を向けて私の肩をトントンして抱き締める。
ああ。私、失敗したんだね………
「ごめん、なんか…」
「大丈夫大丈夫！ね、ジミナ…ってあれ…」
ジミンはそのまま…自分の席に戻ってった。
「テヒョンくん……私、失敗…した…よね……」
「し、してない！してないよ！！！」
「だけど、ジミン…行っちゃったよ…絶対愛想尽かしてる…」
「大丈夫！吐きそうなくらい気持ち悪いって事はなかったよ！」
意地でも可愛いと言わないテヒョンくんを睨む
「誰のせいでこうなった」
「わあコワイ。Aちゃん」
「完全に引かれたでしょ！？」
「引いた確率が8割」
「残りの2割は」
「ドキっとしたが1割。吐き気がしたのが1割だね」
「テヒョンくんも殴られたいんだ？」
「優しくしてね？」
もじもじしながらジョングクくんと同じように腕を出すから、きつめに一発、殴っておく。
例の会議で、練習！練習あるのみだよっ！明日から！って耳元で言ったテヒョンくんが、四角い口でひひっと笑った。
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あこ(プロフ) - 更新楽しみです。幸せになって欲しい💜でもジョングクくんの気持ちを思うと、とっても切ないっす。後輩グクくんのこの口調本当に好きです！ (6月24日 22時) (
レス) @page50 id: f9201ba0de (このIDを非表示/違反報告)
ミユ(プロフ) - 最高です〜🥲💓もう毎回この更新がどれほど楽しみか。 (6月24日 17時) (レス) @page46 id: 8a771334e8 (このIDを非表示/違反報告)
ジュジュ(プロフ) - 最高！最高！さいこーーー❤️甘くなってきたー❤️甘くなってきた！最高❤️また焦らされたい気持ちもあるのでもう一度読み返してきます☺️本当にありがとうございます🙏 (6月22日 22時) (レス) id: d11b49f217 (このIDを非表示/違反報告)
myco - 作者様初めまして。ドキドキとキュンキュンと幸せな時間をいただきありがとうございます♡これからも更新楽しみにしてます (6月22日 21時) (レス) @page46 id: a0d3d6e0e6 (このIDを非表示/違反報告)
BtJumina(プロフ) - なんと幸せをくれるんでしょ❤️作者様永遠に幸せです (6月22日 10時) (レス) @page45 id: 747469af63 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：王様じゃんぷ
| 作成日時：2023年6月9日 18時
