35 購入。旅二日目 ページ35
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背中を向けて、俺は早くなる心拍数を感じてた。
ドキドキしてんじゃねえよ、ガキが。
差し出した手を優しく握られた感触が、もっとそれを早くしたけど俺はガキじゃねえし、これはドキドキじゃねえの。
だったら何だよ、その心拍数。
知るか！黙って引っ込んでろ！
「あいてるかなあ〜？」
「停電したから閉めたかもな」
「結構色々売ってたんだよ？」
「コンビニみたいな感じ？」
「っていうよりは…何でも屋みたいな感じ。白人のおじさんが居た」
「階段、足元照らせよ」
「…はい。」
握った手と懐中電灯じゃ、両手がふさがってて急な階段は危ない。
「俺が懐中電灯持って、足元照らしてやるよ」
「…あなた、ほんとは凄く優しいのね？」
にっこり笑った目が俺を映した。細く長い目尻が垂れて、階段を降りるのを忘れてしまう。
「ばっ、自分で照らせ！」
「あ。間違えた…じゃなくて…ありがとう、足元照らして？お願いします、だった」
そう言って懐中電灯が俺に渡る。
うん。よし。そう言うなら、仕方ない。
足元を照らして、ゆっくり降りる。
「気をつけろな？」
「…うん。ありがとう、こわくないよ」
また俺を見て笑う。
階段を降りて、雪を鳴らして数歩歩くとすぐにある商店の前で立ち止まった。
「開いてる…」
「みたいだね…」
ドアをスライドさせて中を見渡すけど、店内は真っ暗だ。
「エクスキューズミー……」
「誰か居ます〜？」
奥から足音がして、ランタンを持ったおじさんが顔を出す。俺達を見るなりペラペラ話し出したけど、英語圏だとは言え、方言がきつくて、何言ってんのか、よくわからない。
「「アハハ」」
とりあえず、こういう場合愛想笑い。
「なんて言ってる？」
「わかるわけないじゃん、」
それでもこっちを見てペラペラ話してる。
そんな事よりおじさんが居るだけでかなり部屋が明るい。ランタンって、凄いのな。
「「アハハ…」」
初めて二人の息がぴったり合った。急いでランタン買って、帰ろう！！
「ランタン、ロウソクタイプにする？LEDのもあるぞ」
二つを、二人で腰を曲げて見比べる
「「ロウソクだな」」
「なんか、炎っていいよね」
「それ。」
見つめ合う目が近くで笑い合った
「お湯を入れるクッションあるよ」
「………意味なさそ」
「言わないの。買うわ」
「酒酒。お前は？」
「一緒ので」
電池やらも買い込んで店を出る。
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王様じゃんぷ(プロフ) - 凛さん» ジオン仲良くやってるみたいで良かったですね笑。こちらの二人もサクサク進めて参りますφ(..) (2023年5月6日 16時) (
レス) @page22 id: fe65893bde (このIDを非表示/違反報告)
凛(プロフ) - まさかのパクジオン登場🙈嬉 綺麗で少し強気な女に振り回されるミンユンギまじでまじで最高です (2023年5月5日 0時) (レス) @page18 id: f825413662 (このIDを非表示/違反報告)
王様じゃんぷ(プロフ) - ukinさん» ありがとうございます(;o;)全部のお話を早急に完結させたいと思っております！🏃 (2023年5月4日 21時) (レス) @page18 id: fe65893bde (このIDを非表示/違反報告)
ukin(プロフ) - なんかありそうな予感……!!ユンギメインのお話待ってました〜七日間シリーズ大好きです😍 (2023年5月4日 1時) (レス) @page14 id: 7c7d745906 (このIDを非表示/違反報告)
王様じゃんぷ(プロフ) - BtJuminaさん» わーありがとうございます！七日間の旅へ、どうぞ〜💗 (2023年4月30日 10時) (レス) id: fe65893bde (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：王様じゃんぷ
| 作成日時：2023年4月28日 20時
