30 お前。旅二日目 ページ30
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このままこうしてると本気で襲いそう…
だけど俺が照れて座るって
なんか負けた気分だからそれもやだし…
体が乗っかってると重いだろうし
重なり合ってると色々まずいから
体をちょっとずらしてソファーに二人で寝転がる体勢になった。
肘を立てて自分の頭を乗せて
俺の横でコロンと寝転んだ真横の姿を見下ろす。
机の上のキャンドルが照らす顔。
涙で濡れたマツ毛。ほんのり色づいた頬。切れ長で色っぽい目。
相変わらず片手は
綺麗な黒い髪を優しく撫でてやる
これが一番安心するんだから
やるしかない。ただ、撫でてるだけ…
「なあ。お前、名前は？」
仰向けの体をくねらせて、こっちを見上げる
「ミンA」
頭を撫でる手を止めて、今更知った名前を呼んでみる
「A…」
「お前でいいよ」
「名前があんだろ。俺もあなたはヤだし」
「……………」
名前聞いてくれたら
教えない。って言えたのに、聞かれない。
聞かないのか、聞けないのか、
知ってるのか……どれだよ？
もう一度、頭を優しく撫でる。
「名前は、聞かないでおくね…」
「……なんで」
「聞いちゃったら、駄目だから」
「……知ってんだ、名前」
「…どうだろう」
「別に、名前知ってても俺の事はまだなんも知らないだろ」
「…確かに知らない。けど」
「けど？」
「私とあなたが関わっちゃいけない事だけは知ってる」
撫でてた手を掴まれて
そっと体の横に運ばれる。
関わっちゃいけないって…なんだよ
しつこくまた、拒否された手を動かして頭に触れてやる
「意味深な事言うんじゃねえよ。もう遅い、もう十分関わってる」
電気の無い部屋で、同じソファーで寝転んでる男女が何の関わりもねえ他人だなんて
「まだ、私はあなたの事知らない人だと思ってるから」
「知ってんじゃん」
「知らない。関わらない」
その気になったと思ったら、またこれかよ。
いい雰囲気なのに。
「知ってたら何だよ？誰かにネタでも売んのか」
「…売らないけど」
「俺がお前の知ってる俺だったら何が駄目？」
アイドル様だからか？
有名人だからか？何が不満で、何で関わっちゃいけねえの。
「嫌なんだったら、その気になった様な態度とるんじゃねえあばずれが」
「はい？」
イラつかせんな。
「ミンユンギ…」
「だったら不満か？」
「私は、あなたの敵よ」
もう一度手を掴まれる。
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王様じゃんぷ(プロフ) - 凛さん» ジオン仲良くやってるみたいで良かったですね笑。こちらの二人もサクサク進めて参りますφ(..) (2023年5月6日 16時) (
レス) @page22 id: fe65893bde (このIDを非表示/違反報告)
凛(プロフ) - まさかのパクジオン登場🙈嬉 綺麗で少し強気な女に振り回されるミンユンギまじでまじで最高です (2023年5月5日 0時) (レス) @page18 id: f825413662 (このIDを非表示/違反報告)
王様じゃんぷ(プロフ) - ukinさん» ありがとうございます(;o;)全部のお話を早急に完結させたいと思っております！🏃 (2023年5月4日 21時) (レス) @page18 id: fe65893bde (このIDを非表示/違反報告)
ukin(プロフ) - なんかありそうな予感……!!ユンギメインのお話待ってました〜七日間シリーズ大好きです😍 (2023年5月4日 1時) (レス) @page14 id: 7c7d745906 (このIDを非表示/違反報告)
王様じゃんぷ(プロフ) - BtJuminaさん» わーありがとうございます！七日間の旅へ、どうぞ〜💗 (2023年4月30日 10時) (レス) id: fe65893bde (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：王様じゃんぷ
| 作成日時：2023年4月28日 20時
