18 電話。旅二日目 ページ18
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倒れ込む勢いで机に手をついて
ドスンと椅子に体重を移す。
はあああ…
「早く居なくなりやがれ…」
小さく呟いて、ブンブンブンと首を振った。
気を取り直して、気を取り直して、
気を取り直して作業を開始する。
荷物をがさごそして、机にパソコン、ノートを広げる。携帯とペンと、ペットボトルの水を並べて頭の中をクリアにした。
俺がここへ来た理由、思い出せ。
ゆっくり、静かに…曲を作る。
誰にも邪魔されずに…
そう、銀世界のこの地で
そこに広がる白を静かに感じながら、
真っ暗にした部屋から眺める、…いや真っ暗にしちゃ駄目だ、怖がって泣かせるだろ？
ってじゃなくて、
何だっけ、
スープだ、寒い部屋で温かいスープで幸せを噛み締めて、寒い部屋の温度は5度づつじゃなくて、2度づつ微調整してあげろよ、
じゃなくて、じゃなくて、
外に出る時は絶対にそのチャック一番上までしっかり上げなきゃ胸元がもしも見えたらどうすんだよ！！
あああああっ！！
くっそ！！！
髪の毛が全部抜け落ちんじゃねえのってぐらいに
わしゃわしゃ頭を掻き回す。
むり………
ペタリと机に頬をくっつけたら、ダラんと全身の力が抜ける。
よく寝たのに…頭がボーッとして
ノートのはしっこが当たって痛んだ。
目の前に置かれた携帯を力なく眺める…
七日間の大事な休暇。
出会ってしまった知らない女…
そうだ…
急いで座り直して携帯を握った。
いんじゃねーか、相談できる相手が！同じ境遇で、同じ七日間を越えて、デレデレ幸せそうに過ごすあいつが！！
「お疲れ様です、ヒョン！」
「おはよう……ジミン」
「おはようって。おはようございます。真夜中ですけど」
そうか。
そっちは真夜中か。
「どうしました？」
いや、どう……したんだっけ。俺…
「あー…ひとり？」
「一人なわけないでしょっ、ふふ」
帰国して、野獣女と絶賛ラブラブ中のジミンが一人な訳ない。
「ヒョン、ちょっと待って下さい」
電話の向こうで話す声が聴こえる
「…ヒョンと話すからちょっとだけ膝枕中断。寝ないでね！？すぐ寝ちゃうんだから！そこのチキン食べて起きてて。起きてたらイイコトあるよ…もう、ふはは、待ってだめだめ、ふははっ」
………。
「ヒョンごめんごめん、で、どうしました？」
………………。
これがジミンが七日間で掴んだ幸せか…
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王様じゃんぷ(プロフ) - 凛さん» ジオン仲良くやってるみたいで良かったですね笑。こちらの二人もサクサク進めて参りますφ(..) (2023年5月6日 16時) (
レス) @page22 id: fe65893bde (このIDを非表示/違反報告)
凛(プロフ) - まさかのパクジオン登場🙈嬉 綺麗で少し強気な女に振り回されるミンユンギまじでまじで最高です (2023年5月5日 0時) (レス) @page18 id: f825413662 (このIDを非表示/違反報告)
王様じゃんぷ(プロフ) - ukinさん» ありがとうございます(;o;)全部のお話を早急に完結させたいと思っております！🏃 (2023年5月4日 21時) (レス) @page18 id: fe65893bde (このIDを非表示/違反報告)
ukin(プロフ) - なんかありそうな予感……!!ユンギメインのお話待ってました〜七日間シリーズ大好きです😍 (2023年5月4日 1時) (レス) @page14 id: 7c7d745906 (このIDを非表示/違反報告)
王様じゃんぷ(プロフ) - BtJuminaさん» わーありがとうございます！七日間の旅へ、どうぞ〜💗 (2023年4月30日 10時) (レス) id: fe65893bde (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：王様じゃんぷ
| 作成日時：2023年4月28日 20時
