13 胸騒。旅一日目 ページ13
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「私も窓から景色見たい。そっちも勝手に侵入したから私も」
そう言ってソファーに戻る俺を追い越して
窓に向かう
「おいおい、」
「やられたからやり返し」
まあ全然、いいんだけど俺は。
「ほんと、………ほんとに綺麗な雪景色だ…」
……だろ？
窓に立つ背中にゆっくり近づく。
一歩後ろで足を止めて、俺も眺める。
「窓、あけてみろよ」
「寒いよ」
そう言ったから、後ろから腕を伸ばして窓を開ける
「真っ暗な中で見た景色の方が……俺は綺麗だって思ってる」
「だから。私達合わないの〜」
俺の伸ばした腕の中で
俺を見上げる。
なあ。価値観ってのはさ…
育った環境とか、個人の考えとか
そんなんで出来てて
個々が勝手に持って生きてんのが、価値観で
「価値観なんてもんはさ。全く同じ人間なんてそもそもいねぇの。一人も」
だから。
合うか、合わないか、じゃなくて
「その価値観、知りたいって思ったり、知って共感したり、違うって思ったり、大切にしたいって…尊重し合えるのが」
お団子頭を見つめる。
「仲間だったり、恋人だったりすんじゃねぇの」
合わない。
だから俺とお前はわかり合えない。
ってそんな事は、おかしいだろ…
「聞いてんのか」
「聞いてる。聞きたくなくても聞こえるよ」
まあ……
お前と俺が、わかり合う必要なんて
全くねーんだけど…
価値観の話をすれば、って事であって
お前と俺がどうのってそんな話じゃねぇし
って心の中で言い訳みたな事ゴタゴタ並べてる俺、
どうかしてんな。
「ありがとう。なんか、ありがとう」
「なんだそれ」
「引き止めてくれて、部屋、泊めてくれて。ありがとう」
「お前の部屋だろ」
「あなたの部屋でしょ」
また見上げてくる。
俺の伸ばした腕の中の瞳。
「お前の部屋でも俺の部屋でも
ある。………二人の部屋だろ？」
どうかしてんな、俺。
「二人の部屋…そうだね、」
笑った、その顔が
最初に抱えて引き寄せた時と同じ
赤く照れてるから
とんでもない事が起きてるって
俺の中のもう一人の俺が大騒ぎしてんの。
ばーか。
俺は一目惚れなんて言葉が
世界で一番大っ嫌いなんだわ。
「明日出てくんだろ？」
「もちろん。ご不満？」
別に。
うっせーのが居なくなるし？
部屋が広くなるし
俺はひとりでゆっくり
作業したいし。
「不満だったら？」
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王様じゃんぷ(プロフ) - 凛さん» ジオン仲良くやってるみたいで良かったですね笑。こちらの二人もサクサク進めて参りますφ(..) (2023年5月6日 16時) (
レス) @page22 id: fe65893bde (このIDを非表示/違反報告)
凛(プロフ) - まさかのパクジオン登場🙈嬉 綺麗で少し強気な女に振り回されるミンユンギまじでまじで最高です (2023年5月5日 0時) (レス) @page18 id: f825413662 (このIDを非表示/違反報告)
王様じゃんぷ(プロフ) - ukinさん» ありがとうございます(;o;)全部のお話を早急に完結させたいと思っております！🏃 (2023年5月4日 21時) (レス) @page18 id: fe65893bde (このIDを非表示/違反報告)
ukin(プロフ) - なんかありそうな予感……!!ユンギメインのお話待ってました〜七日間シリーズ大好きです😍 (2023年5月4日 1時) (レス) @page14 id: 7c7d745906 (このIDを非表示/違反報告)
王様じゃんぷ(プロフ) - BtJuminaさん» わーありがとうございます！七日間の旅へ、どうぞ〜💗 (2023年4月30日 10時) (レス) id: fe65893bde (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：王様じゃんぷ
| 作成日時：2023年4月28日 20時
