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そんなことを考えながらグビグビ水を飲んでたら、みいがロッカーから戻ってきて、伸びをしてる小太郎と仲良くはなしだす。
目の前で俺をのけものにしてイチャつきだすのか。
俺は見えてません、てか？
ついつい話を割って入って
『足いためてない？さっきので』
｢ああっ、だ大丈夫大丈夫｣
『あ、さっきの話の続きだけど』
｢！？｣
『俺も楽しみにしてた！みいとスケートしたかったから』
俺はスケートが好きだ。
ずっと昔から好きだよ。
お前が辞めてからも、ずっと。
｢スケート久々じゃん？｣
｢だね、こけそうになっちゃって｣
｢二人で練習してたんだ？｣
｢ああ、うん。たまたまね！羽生くんも…早く着いたみたいで…｣
｢羽生くんとスケートできたら一生の思い出じゃん！お前うらやま！！｣
｢まあ、ね…ほんと成仏できるわ｣
チラっと俺を見るな
たまたま…か。
一生の思い出…
たまたまじゃねえし！！俺からのお誘いだし。
一生の思い出って…二度とこない時間みたいに言うなよ。
俺が居なくなってから二人で仲良く話してくれ。
俺は練習に向かう。
今日はアイスショー明けだから軽くで済ます予定。
予定通り、次のアイスショーに向けて、次のシーズンに向けて、俺自身の夢に向けて、練習を繋いでいく。
後ろの方で二人の話し声が聞こえる。俺とは違う世界の二人の話し声。
あとで練習が終わって、ここに戻ってきたら、いつものように褒めて俺だけが世界一かっこいいって言ってほしい
練習はいつも孤独だから。
俺はいつも孤独だから。
大好きなスケートは俺を夢中にさせる。油断すると離れていく、向き合えばそっぽ向かれて、手を繋ぎたくても簡単には繋げない。
越えるとまた、壁がある。
追いかけるほど、また離れていく。
冷たい氷と暑すぎる太陽みたいに
手を繋いでしまえば、どちらかが壊れてしまいそうだ
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王様じゃんぷ(プロフ) - だんごさん» ありがとうございます(ToT)自己満足100％で楽しく書いたので、楽しいって言って貰えて嬉しいです。感謝:) (2021年10月21日 10時) (
レス) id: 8d4c9c3192 (このIDを非表示/違反報告)
だんご(プロフ) - いつも楽しく読ませて頂いてます。これからの展開どうなるのんかぁー?更新待ってます! (2021年10月20日 14時) (レス) @page41 id: 69db7dc37a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：王様じゃんぷ | 作成日時：2021年5月7日 22時
