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｢もしもしぃ〜？聞こえるぅ〜？｣
『あ、繋がった！もしもし？』
｢ん？｣
『もしもーし』
じいじ。
ねえじいじ。
声、若くない？
『俺だけど。わかる？』
俺って誰。俺って誰。 ｵﾚｯﾃﾀﾞﾚ
俺って俺って！？！？！
｢……ただいま留守にしております、ピーー｣
『ピーじゃねえよ』
｢はっ、はにゅ、はに｣
『電柱にぶつかんなよ』
足をとめる。ほんとにぶつかる寸前だった。危なっ
紛れもなくこの電波の向こう側で私と繋がっているのは私の大好きな大好きな……
｢はにゅーくん！！！？？？｣
『声でかい』
そうだった、まだ会場から出たとこだった
｢え、電話越しの声天使‥｣
『ふふ。今日びっくりしたよ』
いやいや私だよ今地球ひっくり返るくらいびっくりしてんの
｢え、え！？｣
『来てたなら言えよ』
｢来て……た、｣
『知ってる。だから電話してる』
羽生くんが私に電話をくれたなんて嬉しすぎてここから仙台までスキップで帰れそうなんですけど、これは夢？
『あのさ、今日ホテルとまる？』
｢え、私と羽生くん……？｣
いきなり急展開すぎない？！
『馬鹿なの。俺は一泊するけどお前も一泊すんの？ってこと！』
ああ、いきなりホテルのお誘いかと思ったわ
｢泊まって明日帰るよ！｣
『じゃ、一緒。夜電話してい？080-××』
ちょちょちょちょ
ちょーーい待てーーーー！！！！
｢まって、電話って？｣
『電話だよ。したくないならいい』
｢したい！します！！しましょ！｣
『080×××』
一瞬で暗記した。暗記力０な私なのに恋は無限のパワーが発揮できるらしい。
一瞬で暗記したよ！！！死ぬまで忘れない数字！！！！
『ホテルまで直帰しろよ』
｢うん。あ、ありがと！｣
『ちゃんと起きとけよ』
｢三年くらい寝ないで待てると思う｣
『ばか。ふふふ。あ、ごめん切るわ！またね！』
やだはにゅーくん声かわいい……胸が苦しいぃぃ
羽生くんと電話できたの？私……いや今から更に電話できるのぉぉぉ！！！
めっちゃ嬉しいからコンビニで沢山お菓子買おうかなって思ったけど“ホテルまで直帰”の指令を思い出して全力で方向転換してホテルまで走った！
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王様じゃんぷ(プロフ) - だんごさん» ありがとうございます(ToT)自己満足100％で楽しく書いたので、楽しいって言って貰えて嬉しいです。感謝:) (2021年10月21日 10時) (
レス) id: 8d4c9c3192 (このIDを非表示/違反報告)
だんご(プロフ) - いつも楽しく読ませて頂いてます。これからの展開どうなるのんかぁー?更新待ってます! (2021年10月20日 14時) (レス) @page41 id: 69db7dc37a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：王様じゃんぷ | 作成日時：2021年5月7日 22時
