目線 ページ23
土曜日のオフィス街は人もまばらで、いつも行列の洋食屋さんに、今日は並ばずに入れた。
ずっと来たかったところ♡
安子に抜け駆け！って怒られるかな笑
ごはんを美味しそうに食べる丸山さんは、見ていて楽しい。
お腹出てるって気にしてたのに、思いっきり食べてて、可愛くてちょっと笑ってしまった。
A
「やっぱりここ美味しいですねー♡
ボリュームあるけど全部食べられそう！」
丸山さん
「うまいなぁ
やっぱ並ぶだけあるわぁ」
丸山さんの目的の場所へ向かうため、お店を出た。
A
「丸山さん、御馳走さまでした！
また安子と来よーっと♡」
丸山さん
「ほんま2人仲ええよなぁ」
A
「安子とは入社からずっと一緒ですからねー♡
あの子おもしろいし笑」
丸山さん「安子ちゃんも同じこと、前に言うてるの聞いたことあるわぁ」
A
「安子とそんな話してたんですか？
知らんかったー」
丸山さん
「あと、Aのことはなんかほっとかれへんねん〜って言うてたでぇ笑」
A
「私も安子がいないとダメかも笑
いつも頼りっぱなしで…あはは」
丸山さん
「ええやん、Aりんに頼られたらなんか嬉しいねんなぁ♡
わかるわぁ」
A
「なんかそれ、私ダメ人間みたいじゃないですか？笑
自分でなんも出来ひん子みたいな…」
丸山さん
「ちゃうやん、仕事はきっちりしてるし責任感あんのに、たまに甘えられたらグッとくんねん」
A
「えーそうかなぁ
自分ではそんなつもりじゃないんですけど笑」
丸山さん
「たまーにめっちゃ素っ気ない時があって、それはそれでたまらんかったりすんねんなー」
A
「なんですかそれー？
どういう目線ですか笑」
丸山さん
「ごめんごめん
おっさんみたいやったな笑」
A
「ちょっとね笑
まぁでも、そろそろ年齢的にもしっかりしなきゃとは思ってるんですけどね…」
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作者名：きりんれもん | 作成日時：2021年8月1日 17時
