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渋谷side ページ8
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マネージャーの車に揺られて
さっきまで最近の天気の話とかしとったんやけど、それも尽きて心地いい沈黙が続いて続いていた。
_ブーブブ
ズボンのケツポケットに入れていたケータイが震える。
少し腰を浮かせてケータイを取り出して
手帳タイプのケースを開く。
送り主はヤスからで
あいつはなにかと連絡を取りたがるから
ほんまになんのタイミング？っちゅー時に送ってくる。
_______________
渋やん、お疲れ様！
僕は今横ちょ待ちしてます(^^)
渋やんの方が早いかな？
大倉と亮のことお願いします(ペンギンの絵文字)
_______________
しばらく画面を見つめて
返信の言葉を考えてたけどいいのが浮かばんから
適当に『もう家着く。きぃつけてな』だけ打って送信ボタンを押した。
窓の外の景色はもう
見慣れた景色で家に近いことを知らせていた。
またふたたび手帳タイプのケースを閉じて
めんどくさいから手提げの中に放り込んだ。
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作者名：原西 スミス | 作成日時：2017年11月21日 20時
