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大倉side ページ11
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玄関のドアが開く音が聞こえて
亮ちゃんの話し声も聞こえたから誰かが帰ってきたことがわかった。
ちょうどよくお風呂が沸いて
計画してたみたいでなんだか嬉しくなる。
_ガチャ
渋「ただいま。お前体調は？」
大「すばるくんお帰り。
亮ちゃんが色々してくれたからもう大丈夫やで^ ^
あ、レンジ入れといてくれたんやろ？
ありがとう！」
キッチンから話し続けると
すばるくんは俺と目を合わせることもなく
ズカズカとソファに向かって歩いて行ってドスッと腰を下ろした。
渋「元気ならなんでもええわ。」
全く表情も顔色も変えんと、上着も脱がず亮ちゃんがつけたテレビを真っ直ぐ見つめて、小さな声でそう呟いた。
そんなすばるくんを、遅れて入ってきた亮ちゃんと顔を合わせてクスッと笑った。
優しいなぁ。
なんか、こっちが恥ずかしい！
ニヤニヤが収まらん亮ちゃんに
リビングのドア閉めてってぶっきらぼうに言ってるけど、すばるくんは照れてるのかな？
全くこっち見てくれへん。笑
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作者名：原西 スミス | 作成日時：2017年11月21日 20時
