錦戸＿お風呂ドン ページ20
亮「…ただいま」
亮くんが帰ってきた♪
……けど最近亮くんは元気がない。
仕事が忙しいんだろうなぁ。
どうすれば元気になってくれるのかな…？
前、亮くんにお願いされたことってなんだろ…？
私の中にある記憶を急いであさっていく。
『A〜お風呂はいろぉやぁ』
『一緒にお風呂はいろ？』
『ほらっ風呂いくでっ』
たくさんお風呂に誘ってくれてるな…(笑)
やっぱり恥ずかしいけど…
亮くんを元気にしたいから、言ってみようかな…
ソファに埋もれている亮くんに声をかける。
「亮くん？大丈夫？」
亮「んー、だいじょーぶ」
顔をあげないで気だるそうに返事をした。
…お風呂に誘うだけで元気なってくれるのかな。
「亮くん？ お風呂はいる？」
勇気を出して言った、届くかな。
亮「先にはいってえーよー…」
届かなかった、言い方悪かったしね。
「…一緒にお風呂はいる？//」
『……………』
続く沈黙。
言わなきゃよかったかも。
亮「…え？ ほんまに？」
ゆっくり顔をあげて、びっくりした表情で見てきた
亮くん。
それは嬉しい表情ととらえていいのかな？
「うん…いや、だった？」
亮「ぜんぜんっ！まじで！？じゃ はいろか！♪」
埋もれていた体を速攻でおこし、立つ。
私の手をとってお風呂にむかう。
亮くんの手からも嬉しさが伝わってくる♪笑
言ってよかった♪
一緒に脱いで一緒にはいるのは…ちょっとなぁ(笑)
まだ恥ずかしいし…(笑)
「私先入るから後からきてくれない？//」
亮「えぇー、ほんまに？」
駄々をこねる子供みたい(笑)
「ほんまに」
亮「わかった、はよはいって！」
亮くんに急かされたから
全部の行動を早める。
湯船に浸かって『亮くんいいよー！』って言ったら
『おん♪』って返事してすぐきた。
腰にはタオルが巻かれていた。
嬉しいような、残念なような…(笑)
私の向かい側に座り照れたように笑う亮くん。
亮「こっちきて？」
私を後ろから抱きしめる形に。
亮くんの手は私のお腹のところにある。
背中とかが密着してる。
首には亮くんの吐息がかかる。
変な気分になるんだけど…(笑)
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作者名：卍える卍 | 作成日時：2013年2月6日 18時
