8人目の彼女は性別迷子② (ページ41)

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鍋パページ41

渋谷side

『ただいまー』

ガッサガッサ音をさせてAたちが帰ってくる。
ゲームをテーブルに置いて玄関へ。

渋「ん」

Aが持ってた袋を受け取ってダイニングテーブルに袋を置いて、中身を取り出して物によって分ける。

「野菜と肉と…」

『あ！ありがと助かる！』

大「ちょ、すばるくん旦那か！」

そのツッコミにニヤッと笑うと「あかんで！！」って大倉が焦る。
キッチンでは慣れたように亮もガサガサやってて、それに対しても大倉はわーわー言ってた。

錦「Aー、もう準備するー？」

『せやねぇ。もうそろそろやっとこか！』

大「ちょ！まって！！俺もやらして！！」

「必死すぎるやろ」

大「やって、2人がそんな感じやと普通は焦るって！」

「なんで焦るんやろなぁ～」

大「～～～っしらん！」

なぜかとてつもなく焦ってる大倉を見て俺と亮は爆笑。
Aは俺ら2人見て怪訝な顔しつつ、大倉連れてキッチンに立つ。
亮はこっちに来てソファーに腰掛けた。

「亮もやるか？」

コントローラ渡すと嬉しそうに笑う。

錦「すばるくん勝負しようや！」

「おー、ええで！」

ソフトをマリ●パーティにする。

錦「あ！アレやりたい！CMのやつ、自転車の！」

「よっしゃそれやろ！」

ゲームを選択してキャラクターを決める。

「マリオとった！」

錦「うわ！すばるくんずっこい！んじゃヨッシーにしよ」

「絶対負けんぞ」

錦「負かしたるーっ」

スタートと同時に自転車を漕ぐように手首を回す。
抜きつ抜かれつのデットヒート。