優先順位 ページ49
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やっと三本目の収録が終わってメンバーそれぞれが局から出た。
東京へ帰る新幹線に乗ってAにLINEを送る。
すぐに携帯が震えたから返信かと思って見ると溜まりに溜まった道永ふわりの欄が更新されただけ。
1番上にある『待ってる』と言う文字の羅列に頭が痛くなるのはそろそろこの関係も潮時だということに違いない。
俺はただそれに既読だけをつけて携帯をポケットにしまった。
座席から体に伝わってくる振動が心地よくて少しの間眠りにつく。
『大倉ついたで』
次に起きたのは東京に着いた頃。慌てて荷物を持って丸とヤスとすばるくんと新幹線を降りる。
｢着く前に起こしてや笑｣
｢いや気持ちよさそうに寝とったから起こしたらあかんのかと思って｣
時計を確認すると時刻は7時を回っていた。
タイミングよく鳴った着信をとると相手はA
『もしもし？丁度着いた？』
｢よう分かったなぁ！今着いたで｣
『じゃあどうする？8時くらい？』
｢そうしよか｣
『とりあえず向かうわ！』
｢はいはい〜｣
｢こっち向かって来るって｣
｢じゃあぶらぶらしとこか｣
｢でもさ〜、大倉ええの？｣
｢なにが？｣
｢ふわりちゃん｣
｢あー｣
丸の一言にしまいかけた携帯を出してLINEを開く。
｢俺さ、別れようと思ってんねん｣
｢え！？なんで！？｣
｢ちょっとこれ見て｣
差し出した液晶に映るトーク履歴に1番顔を顰めたのはすばるくん。
思い通りのその反応に少し笑いながら、俺は客観的に彼女の異常さを理解した。
｢やばない？｣
丸｢これはちょっと...やばいな...｣
安｢ええ子やと思っとってんけどな〜｣
渋｢お前これいつからなん、｣
｢半年前くらい？｣
渋｢うっわ｣
苦笑いの丸から携帯を受け取ってもう一度トークを見返す。
《今どこ》
《何してんの？》
《仕事終わった？》
《いつ会える？》
《会いたい》
《なぁ》
《浮気？》
正直俺にとっては、彼女よりもずっと昔から一緒にいたAの方が何倍も大切な訳で、
《あんまり他の子と仲良くせんといて》
その関係が彼女によって絶たれてしまうなら
《Aさんと幼馴染ってほんま？》
俺は
《私が1番だよね？》
俺は。
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じょび(プロフ) - さやさん» さやさんこんにちは！いつもコメントありがとうございます＾＾すばるくんも少しずつ活躍してくれると思うのでぜひお楽しみに！ (2019年2月23日 17時) (
レス) id: cab6392b32 (このIDを非表示/違反報告)
さや(プロフ) - 更新ありがとうございます！仕事終わりに通知見て叫びました＼(^^)／すばるくんが・・・ですかね？楽しみです！ (2019年2月16日 13時) (レス) id: 05264bd7fa (このIDを非表示/違反報告)
じょび(プロフ) - 未来奈さん» お返事遅くなって申し訳ございません_(。｡)_コメントありがとうございます！随分長かったでしょうに一気読み！ほんとに嬉しい限りです。遅くなりましたがただいま更新させていただきました！これから少しずつ頻度を増やしていけたらと思ってます！よろしくお願いします (2019年2月16日 12時) (レス) id: cab6392b32 (このIDを非表示/違反報告)
未来奈(プロフ) - このテンポの良さと気楽に読める感じがハマって一気読みしちゃいました！更新楽しみにしてます！ (2019年2月7日 16時) (レス) id: bce209e3a6 (このIDを非表示/違反報告)
じょび(プロフ) - さやさん» さやさん！いつもコメントありがとうございます〜お待たせしてしまって申し訳ないです！お仕事頑張ってください(○´ｰ`○) (2018年12月17日 8時) (レス) id: cab6392b32 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：じょび | 作成日時：2018年8月25日 16時
