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五色と黄金 ページ4








藍色の光沢のあるフラッグを持って踊った青団に歓声が上がる。

一人一人の動きが波のようにうねってひとつにまとまる姿は素晴らしくて、俺も声を上げた。


黄団は黄色の手袋と学ランで稲妻のようなキレのある動きを魅せる。

緑団は全員男子にも関わらず、緑を基調としたメイクを施し全員で手を繋いだまま競技を行うという斬新なパフォーマンスだった。


そして赤団。

祐介だけ学ラン、それ以外の団員は長袖長ジャージを七分丈までまくっている。

赤い紐でその袖を上げると、祐介を筆頭に集団行動を始めた。

寸分の狂いもない交差や後ろ歩きに思わず拍手が上がって、パフォーマンスが終わると大きい歓声が響いた。



この完成度のあとに演技をするのはハードルが高い。

クラスメイトも固唾を呑んで見守る中、俺はAのパフォーマンスに絶対的な自信があった。




「続いては黒団です」


そのアナウンスを合図に、黒団の団員が一斉に入場門からグラウンドへ入ってくる。

全員、サラシに学ランを着ていて、袖を七分丈までまくっていた。


「休め!」


Aの姿は見えないのに、声だけが響く。

先程まで全員顔が見えていたのに、その掛け声で一斉に下を向いて当たりが真っ黒になった。


太鼓の音が二回響くと、その黒の集団の真ん中が割れて、後からAがゆっくりと歩いて出てくる。

Aの短くなった黒髪のあいだから金色のハチマキがチラチラと顔を出した。

まるでモーゼが海を割った様に前に立つ振り付けは、俺とAが試行錯誤して考えたもので、朝に聞いた通り完璧な出来栄えだ。


もう一度太鼓の音が二回響く。


その音に続いて、団員が右足左足の順に足踏みした。

100人近い団員の足音は、グラウンドを伝って全校生徒の体を揺らす。


もう一度太鼓の音がなると、A以外の団員が一斉に中腰になった。

Aが前で腕を組む。


「今回の大会、黒団が勝たせていただきます!」


鈴のような、それでいてしっかりした声が轟く。

その声のこだまが聞こえなくなった瞬間、後ろの団員が順にアクロバットを始めた。


どんどんどんどん難易度の高い技になって、技が終わった団員は順に退場門から退場していき、最後はA一人になる。


組んでいた腕を下ろすと、後ろを向いて、大きく助走をつける。


バク宙、ロンダート、バク宙、転回、前方二回半ひねり、そして抱え込み二回宙返り。


難なくこなしたAはまた前を向いて手を組んだ。


「かかってこいや!!」


その声に鳥肌が立った。





あんぱん→←黒と金と



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じょび(プロフ) - オクラさん» オクラさん!コメントありがとうございます!(○´ー`○)頑張ります! (8月19日 11時) (レス) id: cab6392b32 (このIDを非表示/違反報告)
オクラ - とても面白いです(><)更新頑張ってください!!! (8月19日 11時) (レス) id: 7ba911c0c9 (このIDを非表示/違反報告)
じょび(プロフ) - ∞くらら∞さん» ∞くらら∞さん!コメントありがとうございます!頑張ります!!! (8月2日 1時) (レス) id: cab6392b32 (このIDを非表示/違反報告)
∞くらら∞ - 更新頑張ってください。応援しています! (8月2日 1時) (レス) id: e02417ac6a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:じょび | 作成日時:2018年7月9日 15時

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