雨音と集中力 ページ47
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｢ギリギリやな爆笑｣
Aの家の前まで来ると、朝顔はほとんど萎みかけでギリギリセーフだった。
4人で朝顔を観察しながら駄弁っていると、止んでいたはずの雨が急に降り出す。
｢ゲリラ豪雨や！｣
｢とりあえずみんな入って！｣
一瞬のうちにして降られた雨にびしょびしょになりながらAの家の玄関にぎゅうぎゅう詰めになる。
｢っふ、あははははは｣
｢ふはっ、うふふふ｣
カオスな状況に4人でお腹を抱えて笑った。
しばらくしてAがバスタオルを取りに入ってずぶ濡れの3人に1枚ずつ渡してくれる。
ふかふかのタオルで頭を拭いていると祐介がとんでもないことを言った。
｢テスト期間やからみんなで勉強でもしながら雨止むん待とうや｣
｢それええな！｣
賛同したのは成績優秀な海ちゃん。
俺はAと顔を見合わせて瞬きをした。
Aは口をへの字に曲げたまま、2人に本気？本気？ってずっとすがりついてるけど2人はそのまま俺らをリビングに連行する。
俺は五教科+副教科を一つ一つ海ちゃんに教えてもらうけど、前に座ってる2人は永遠と国語をし続けていた。
とうふは、祐介と海ちゃんにびっくりしたのか大人しく俺の膝に乗っている。
可愛いなあって海ちゃんが頭を撫でると、最初は強ばっていたけどどんどん気持ち良さそうに尻尾を揺らした。
｢なあ、見て笑｣
しばらくとうふと遊んでいると、前から聞こえてきていた声が聞こえなくなって、隣の海ちゃんの声に顔を上げた。
前に座っていたAと祐介は疲れたのか2人とも頬杖をついて寝ている。
面白くてくすくす2人で笑っていると、構ってもらえなくなったことに拗ねたのか、とうふがAの腕の中へと入っていった。
犬は飼い主に似るとよく言うけど猫も同じみたいで、目を閉じたとうふもどことなくAの面影が滲み出ている。
二人と一匹のスリーショットを携帯に収めると、それを海ちゃんにも送った。
みんなが起きる頃には日は沈んで、雨は上がっていた。
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じょび(プロフ) - tadamomopiさん» ももくらさんやろ！！！IDでわかるんやからね！私も好き！！！ (2018年12月17日 8時) (
レス) id: cab6392b32 (このIDを非表示/違反報告)
tadamomopi(プロフ) - すき！！ (2018年12月8日 20時) (レス) id: dd33592cf0 (このIDを非表示/違反報告)
じょび(プロフ) - ゆうさん» 住野よるさんの作品素敵ですよね！嬉しいお言葉ありがとうございます！頑張ります！！ (2018年8月29日 16時) (レス) id: cab6392b32 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - そうです！！！住野よるさん私も大好きです！！！これからもじょび様の作品楽しみにしております(^^) (2018年8月28日 22時) (レス) id: d221d00b99 (このIDを非表示/違反報告)
じょび(プロフ) - ゆうさん» ゆうさん！コメントありがとうございます！住野よるさんの文学作品のことでしょうか、、、それならとっても嬉しいです！あの作品、とっても大好きで何回も読み返したのを思い出します(> <)意識はしてなかったのですがとっても嬉しいです！ (2018年8月28日 22時) (レス) id: cab6392b32 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：じょび | 作成日時：2018年4月8日 1時
