おまけの2「隠れて３」 ページ45
カウンターで
オススメの
カシスオレンジを飲んだら
ほんまにうまくてびっくりした
「うまっ！なんやろ、これ！」
「ね？言ったでしょう？」
Aちゃんは笑いながら
得意な顔しとる
マスターも笑いながら
「よろしければ奥の個室
お使いください」
って、俺の顔が割れるのを気にしてくれて
個室を勧めてくれる
ええ店やな、ほんま
奥の個室に案内されると
そこはなんていうんやろ
雰囲気がリゾートっていうか
茶色を基調としたアジアン風で
落ち着くスペースやった
ソファが１つしかないから
自然と隣に並んで
Aちゃんと座る
隣から見ると
ほんとに首から顎のラインがキレイで
女の子やなぁって思ってしまう
「ねぇ、もう１回乾杯しよう？」
「ええね、乾杯やね」
「何に？」
「ん〜そうやなぁ」
じーっと次の言葉を待ってるAちゃんの
唇にふと目が行った
グロスがコップについたのか
１か所だけちょっとはみ出てて
思わず手が伸びた
「ん？」
「グロス、ちょっとはみ出とる」
「ほんと？コップについたかな」
「うん、取ったるわ」
指ですっと唇をなぞると
じーっとAちゃんが見とって
思わず悪いことしてるみたいな気ぃなって
視線をそらした
「取って？」
「え？」
「グロス」
どきどきって心臓が鳴って
聞こえるんちゃうかなってくらい
音がうるさい
何を言うてるんかな
俺が今思ったことと、同じことを思ってたら
えらいことやなって
その一瞬で思った
「丸ちゃんにね、取ってほしいな」
言うてる意味が俺と一緒やとわかって
心臓がさっきよりもドンって
音を立てた
んーって言いながら
Aちゃんが
かわいく目を閉じた
あかんのはわかってる
俺が目指してたんは、バレへんっていう
大前提があってのことや
これはあかん
あかん域や
それやのに
「ねぇ、丸ちゃん
バレないって」
今目をつぶってたAちゃんは
おっきい目で俺を見て
ね？ってまたささやく
悪魔みたいやな
悪い悪い思てるのに
この声でささやかれたら
そんなに悪ないかもな、って思えてくる
「落ちてもええの？」
「落ちる？」
超至近距離まで
Aちゃんに近づいても
よけようともせぇへん
それどころか
「それもええね、一緒に堕ちよ」
慣れない関西弁を使った
Aちゃんのほうから
ゆっくり唇が重ねられた
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美波∞(プロフ) - とも（ars、∞）さん» うわあ、迷いますねぇ笑では、リアルじゃないのをお願いします(｡-∀-) (2019年7月16日 20時) (
レス) id: 7486d59217 (このIDを非表示/違反報告)
とも（ars、∞）(プロフ) - 美波∞さん、ありがとうございます。村上さんかぁ、リアル設定？(笑) (2019年7月16日 6時) (レス) id: 9a2285fc8f (このIDを非表示/違反報告)
美波∞(プロフ) - はじめまして！ぜひ村上さんの長編見てみたいです！ (2019年7月15日 22時) (レス) id: 7486d59217 (このIDを非表示/違反報告)
えいと(プロフ) - ありがとうございます、読んでいただいていたようで、こちらこそありがとうございます(笑)またいろいろ追加で書きますね(笑) (2016年10月4日 12時) (レス) id: 7757b48435 (このIDを非表示/違反報告)
702806(プロフ) - ひとまずの終わり、おめでとうございます(^^)お疲れ様でした。 こちらも「のんびりと」読ませていただいてました。あとがき、オマケ、続編 等々お待ちしてますね(^^) (2016年10月4日 8時) (レス) id: 5249469ec1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とも | 作成日時：2016年9月12日 18時
