シュラバなら、シュラバで ページ5
大倉が問い詰めたら
凛ちゃんに
「いつまでたっても気づかないから！
何年好きでいると思ってんのよ！！！」
と、大逆切れをされて
「付き合ってくれないんだったら
マスコミに大倉とAさんのこと
全部しゃべっちゃうんだから！！」
と、いつもの脅しをされたらしい
「もう、なんで毎回俺ばっかり
こんな目にあうんかって思って」
自分のその変な優しさが
災いを招いているとは
まったくわかっていない大倉
「うちの事務所通して、凛の事務所に話つけて
昨日、やっとそれが通って
もう凛には会わんで済むってなって
Aにもやっと全部話せるって
思ったとたん
俺が言う前にAに
凛との話がばれてもうて」
凛ちゃんに切れられたあと
間髪入れずに私にも切れられていたかと思うと
なんだかおもしろいやら
不憫やら(苦笑)
「たしかに隠してた俺が悪いし
気づかんかった俺が悪いし
ほんまに何も言えんくて」
それでもやっぱり私とは離れられないって思って
そうしてきみくん家まで来たのに
「横山くんち行って
出てきたAみたら
顔はぽわんと赤いし、服もなんだか
今までなにしてたん？って思うくらい
全然ちゃんとしてへんし
それ見た瞬間
バーッて頭がわからんようなった」
謝りにきたのに
説明しにきたのに
それもなにも全部吹っ飛んで
「横山くんと何してたんや！！って
思ってしまって」
うなだれてる
そこまで言うと大倉は
ソファにぐだんと倒れた
「俺も凛にいきなりキスされてへこんだんや
Aになんて説明できんねんって
でもAと横山くんのこと
考えたときのほうが
もっともっとへこんだ」
ぐだんと倒れたまま
声もくぐもってあんまり聞こえないまま
それでも大倉は
「Aもずっとこんな気持ちやったんかなって
俺が凛のこと、親友や親友やって
言えば言うほど
いつ何があってもおかしくないって
思ってたのかなって思たら」
そこまで言って
ぐだんとしたまんまの格好で
「俺に隠れて
どれだけ泣いたんやろうって
そう思ってん」
パッと顔を上げた大倉は
目にいーっぱい涙をためてて
「泣き落としなんて汚い思とったけど
そんとき俺、泣いてん」
そう言って
ぽろんと涙をこぼした
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美波∞(プロフ) - とも（ars、∞）さん» うわあ、迷いますねぇ笑では、リアルじゃないのをお願いします(｡-∀-) (2019年7月16日 20時) (
レス) id: 7486d59217 (このIDを非表示/違反報告)
とも（ars、∞）(プロフ) - 美波∞さん、ありがとうございます。村上さんかぁ、リアル設定？(笑) (2019年7月16日 6時) (レス) id: 9a2285fc8f (このIDを非表示/違反報告)
美波∞(プロフ) - はじめまして！ぜひ村上さんの長編見てみたいです！ (2019年7月15日 22時) (レス) id: 7486d59217 (このIDを非表示/違反報告)
えいと(プロフ) - ありがとうございます、読んでいただいていたようで、こちらこそありがとうございます(笑)またいろいろ追加で書きますね(笑) (2016年10月4日 12時) (レス) id: 7757b48435 (このIDを非表示/違反報告)
702806(プロフ) - ひとまずの終わり、おめでとうございます(^^)お疲れ様でした。 こちらも「のんびりと」読ませていただいてました。あとがき、オマケ、続編 等々お待ちしてますね(^^) (2016年10月4日 8時) (レス) id: 5249469ec1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とも | 作成日時：2016年9月12日 18時
