まだ見ぬ明日へ ページ21
よく通っていたバーの
ドアを勢いよく開けた
そうだ
私はここで
ほぼ毎日のように
石原と会社の愚痴やら、関ジャニ∞の話を
していたことを思い出す
「よぉ、ピアノマン(笑)」
「はあ？
人を一昔前の記憶喪失男と
一緒にしないで(笑)」
カウンターに座ってた石原は
お父さんになるからなのか
ずいぶんと落ち着いた色のスーツで
私に軽く手をあげた
「大倉さんのことだけが
抜け落ちてるってきいたけど？」
隣の席につくなり
石原が今日の核心に触れる
「やっぱり
あんたには連絡入って」
「るよねー」
「(笑)ですよねー」
大倉は前に私の地元に来たことがあって
そのときに石原と二人で
会ったことがある
そのときに、大倉のほうから
友達になりたい、っていったみたいで
今や二人は
私がいないとこでも
石原の出張のときなんかに
東京で飲んだりしてるらしい
レッドアイください、って言わなくても
馴染みの渋いバーテンさんが
私の前に真っ赤なレッドアイを
スーっと出してくれた
「覚えてましたか(笑)」
「当たり前ですよ(笑)
おかえりなさい、お久しぶりです」
にこっと笑う顔に
しわが何本もできて
渋さと可愛さが同居してる
くーっと飲むと
ほんとにあの頃に戻ったみたいで
ちょっと泣きそうになる
「で？」
「ん？」
「俺に何が聞きたくて
無理矢理、前倒しで帰ってきた？」
「え？そんなことまで知ってんの？」
びっくりした
たしかにスケジュール的には
みんなと一緒にくるほうが
断然よかったのに
それを押してまで
前倒しで帰ってきたのは
私の意思だ
「まぁ、聞かなくてもわかるけどな
どうしよー大倉と亮ちゃんがごっちゃまぜだよー
石原助けてー
あんたならわかるでしょー
的な？(苦笑)」
懐かしいイヤミを言われて
本当にそう思ってたことを言い当てられて
「ま、そんなとこっす」
思わずためらって
下を向いた
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美波∞(プロフ) - とも（ars、∞）さん» うわあ、迷いますねぇ笑では、リアルじゃないのをお願いします(｡-∀-) (2019年7月16日 20時) (
レス) id: 7486d59217 (このIDを非表示/違反報告)
とも（ars、∞）(プロフ) - 美波∞さん、ありがとうございます。村上さんかぁ、リアル設定？(笑) (2019年7月16日 6時) (レス) id: 9a2285fc8f (このIDを非表示/違反報告)
美波∞(プロフ) - はじめまして！ぜひ村上さんの長編見てみたいです！ (2019年7月15日 22時) (レス) id: 7486d59217 (このIDを非表示/違反報告)
えいと(プロフ) - ありがとうございます、読んでいただいていたようで、こちらこそありがとうございます(笑)またいろいろ追加で書きますね(笑) (2016年10月4日 12時) (レス) id: 7757b48435 (このIDを非表示/違反報告)
702806(プロフ) - ひとまずの終わり、おめでとうございます(^^)お疲れ様でした。 こちらも「のんびりと」読ませていただいてました。あとがき、オマケ、続編 等々お待ちしてますね(^^) (2016年10月4日 8時) (レス) id: 5249469ec1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とも | 作成日時：2016年9月12日 18時
