見たことない日常 ページ17
大倉のことが
わからないわけではなかった
ちゃんとメンバーだと思ってるし
ちゃんと友達だし
大好きな友達だと思ってる
でも
それが違うんだっていうんだもんなぁ
「結局どうすることにしたん？
俺んとこ、来てもええけど
さすがにそれ、まずいやろ？(苦笑)」
亮ちゃんはこんな私に協力してくれていて
退院する今日、結局どこにミィは帰んねん、って
心配してくれてる
「迷ったんだけどね、大倉と帰ることにしたよ
私の荷物、全部大倉のとこにあるっていうし(苦笑)」
「荷物ある、、、いうか
一緒に住んでてんけどね、大倉と(苦笑)」
「そう、、、、なんだってねぇ(苦笑)」
サンサン朝日が差し込む病室
窓際に立った亮ちゃんは
苦笑いしながら、私にそう教えてくれた
かっこいいなぁ
なんてかわいい顔で笑うんだろう
くっつきたいなぁ
くっついたら怒られるかなぁ
「大倉、いつ迎えにくるん？」
「あ、もうちょっとじゃないかな
さっきもうすぐつくーってＬＩＮＥきてた」
「部屋で待っとってええんかな」
「うん、部屋まで来るって」
きれいに片付いたベットの上
亮ちゃんがよいしょって腰かけて
私もその隣によいしょって腰かける
「あんな、ミィ」
「ん？」
手元を見ながら
口をむーってして考えながら
言葉を選んでる
「俺な、ほんまは前のミィにも内緒やってんけど」
「うん」
「ミィのこと、最初の最初の
大倉とまだ付き合う前からな」
「うん」
「好きやってん」
え？
好きって言った？今
びっくりして亮ちゃんのほうを向くと
一瞬だけこっち見て
フッてちょっと鼻で笑って
すぐに目をそらす
「いつ言おういつ言おう思ってる間に
大倉に取られてもうて
モタモタしとったせいやって
最初、自分で思っててんけどな」
「うん」
また手元を見ながら
ちょっとにこってして
しゃべってる
「けどな、そのあと
大倉と付き合いだしたミィ見とったら
めっちゃ幸せそうな顔、毎日しとって」
んーって上のほう見て
口がいつものニーっていう
かわいい口になって笑って
「ミィは大倉のこと
大好きやねんなぁって思ったら
自然とあきらめる言うか
もうええかなって思ってしまってんなぁ」
根性なしとちゃうねんで
俺は好きな相手の幸せを、見守れる男やねんって
かわいい顔して
力説してる
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美波∞(プロフ) - とも（ars、∞）さん» うわあ、迷いますねぇ笑では、リアルじゃないのをお願いします(｡-∀-) (2019年7月16日 20時) (
レス) id: 7486d59217 (このIDを非表示/違反報告)
とも（ars、∞）(プロフ) - 美波∞さん、ありがとうございます。村上さんかぁ、リアル設定？(笑) (2019年7月16日 6時) (レス) id: 9a2285fc8f (このIDを非表示/違反報告)
美波∞(プロフ) - はじめまして！ぜひ村上さんの長編見てみたいです！ (2019年7月15日 22時) (レス) id: 7486d59217 (このIDを非表示/違反報告)
えいと(プロフ) - ありがとうございます、読んでいただいていたようで、こちらこそありがとうございます(笑)またいろいろ追加で書きますね(笑) (2016年10月4日 12時) (レス) id: 7757b48435 (このIDを非表示/違反報告)
702806(プロフ) - ひとまずの終わり、おめでとうございます(^^)お疲れ様でした。 こちらも「のんびりと」読ませていただいてました。あとがき、オマケ、続編 等々お待ちしてますね(^^) (2016年10月4日 8時) (レス) id: 5249469ec1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とも | 作成日時：2016年9月12日 18時
