赤と青と赤と ページ2
「ねぇ、大倉」
「なに」
「あのさ」
「なによ」
とにかく離してくれない
ここはまだ玄関のドアの前だ
ドア１枚外は普通の廊下だってのに
こんなとこで
さっきからずっと抱きしめられてる
「申し訳ないんだけどさ」
「いやや、絶対に離せへん
離したら、また横山くんとこ
いくんやろう？」
「いや、違う
そういうことじゃなくて」
「また押しかけるからな
横山くんち」
「違うってば」
「なんやねんな」
「離して」
「いやや」
「離せ！こんにゃろうめ！」
グンっと最大限の力で大倉を押すと
うわぁぁって言いながら
玄関に尻もちをついた
「いつまで抱きしめてんのよ！」
「Aが、ただいまって
言わへんからやん」
「はぁ？なにそれ！」
「ただいまって言わへんうちは
また出てってしまうかもしれへんやん！」
「そんなばかみたいな理由で
抱きしめ続けてたの？」
「な！ばかみたいちゃうわ！」
「もう！そんな理由で抱きしめられてる
こっちの身にもなりなさいよ！！
あんたと身長差、いくらあると思ってんのよ！」
ビシっと尻もちついてる大倉を
指さした私に
大倉は
「は？」
ってあほみたいな顔をした
「首も痛っいし、腕もだっるい！！」
背の高い大倉に抱きしめられてると
首がぐーんっと上向いてるから
首は痛いわ
首にまわしてる腕も、結構な高さだから
だっるだっるで
もう上がんない
「そんなん我慢せぇって」
「我慢できないから
離してって言ったんでしょう！」
「背ぇ高いねんもん
しゃあないやん(笑)」
「は？！なんで笑ってんのよ！
なに背が高いの、このタイミングで
自慢してんのよ！」
「Aが低すぎんねんって(苦笑)」
「ばっかじゃないの？！
きみくんのほうがね！
よっぽど親切だったわよ！」
「あー！！！そうや！思い出した！！！
なんなん、きみくん、きみくんって
Aかって、悪いやん！
横山くんが好きなん知ってて
それでも家いくって
あんなん襲われててもおかしないやん！」
「あんたが凛ちゃん凛ちゃん
ばかみたいに言うからでしょ！！！」
はぁはぁはぁ、、、
お互いに怒鳴りすぎで
頭がキーンと痛い
「あのさ」
「ん？」
尻もちついてた大倉が
よいしょって立ち上がって
「とりあえず、なんか飲まん？」
「うん、賛成」
おとなしく２人で
キッチンへ向かった
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美波∞(プロフ) - とも（ars、∞）さん» うわあ、迷いますねぇ笑では、リアルじゃないのをお願いします(｡-∀-) (2019年7月16日 20時) (
レス) id: 7486d59217 (このIDを非表示/違反報告)
とも（ars、∞）(プロフ) - 美波∞さん、ありがとうございます。村上さんかぁ、リアル設定？(笑) (2019年7月16日 6時) (レス) id: 9a2285fc8f (このIDを非表示/違反報告)
美波∞(プロフ) - はじめまして！ぜひ村上さんの長編見てみたいです！ (2019年7月15日 22時) (レス) id: 7486d59217 (このIDを非表示/違反報告)
えいと(プロフ) - ありがとうございます、読んでいただいていたようで、こちらこそありがとうございます(笑)またいろいろ追加で書きますね(笑) (2016年10月4日 12時) (レス) id: 7757b48435 (このIDを非表示/違反報告)
702806(プロフ) - ひとまずの終わり、おめでとうございます(^^)お疲れ様でした。 こちらも「のんびりと」読ませていただいてました。あとがき、オマケ、続編 等々お待ちしてますね(^^) (2016年10月4日 8時) (レス) id: 5249469ec1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とも | 作成日時：2016年9月12日 18時
