なにも見ずに ページ9
「今日から仕事きてよかったん？
１日ぐらい休んでも
よかったんちゃう？」
体調悪ないん
きみくんは心配そうに
スタジオのとなりの
会議室のソファに座る私に
ほら
と、桃の缶ジュースを渡してくれた
「ありがと、これ大好き」
「せやろ、知っとる」
「優しいよね、なにげに」
「誉められたんか、けなされたんか
どっちや、それ」
「ま、両方かな」
「おまえ、、、」
笑いながら
パコッと頭を軽く叩いて
私のとなりに
よいしょー！と大げさに座る
「大倉のこと、好きなんやろ？」
ブラックの缶コーヒーを
プシュとあけながら
きみくんが私に聞く
「まあ、、、ねぇ」
「はっきりせんなぁ」
「なんかさ、考えちゃうよね」
「あー、まあ、、、なぁ」
「はっきりせんなぁ(笑)」
「お前がやろ(笑)」
ソファの前のテーブルに置いた
自分のカバンをごそごそしながら
「まあ、俺はっていうか
俺らは？
みんなおんなじ
気持ちやと思うで
かなえちゃんと付き合ってる
ときから
なんでおまえと大倉が
付き合うてへんのか
不思議や思っとったし」
そんなふうに思われてたとは
全然知らず
なんだか急に恥ずかしくなる
「なんや別れるまで
大変やったみたいやし
大倉、おまえに言って
なかったんやろ？
死ぬとか
帰るならマスコミに言うとか
暴れまくられたって」
全然知らなかった話を
きみくんは私に教えてくれる
「多分大倉は言うつもり
ないんやと思うし
こんなん俺が言うてええもんか
わからんことやけど
そうまでして大倉が
おまえと付き合いたい
思っとったこと
俺はおまえに知っといて
もらいたかってん」
ゴホッとなんだか改まって
きみくんは珍しく目をそらさずに
「大倉に
難しくなんも考えずに
好きやって伝えてもええんちゃう？」
そう言って
あかん、俺が恥ずかしいわ////
って照れた
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とも（ars、∞）(プロフ) - ゆいさん、ありがとうございます(笑)私は大倉さんが好きで小説を書いています。よければ他のもぜひごらんください(´▽｀) (2019年7月15日 8時) (
レス) id: 9a2285fc8f (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - はじめまして！好きです！←急。 たまたま見つけて読みはじめた者です。 深夜に一気読みしてしまいました。これからの作品も楽しみにしてます。ちなみに誰担なのでしょうか？ (2019年7月15日 0時) (レス) id: 75e7980b0f (このIDを非表示/違反報告)
えいと(プロフ) - yupyさん→コメントありがとうございます(笑)泣いていただけたとは、うれしいですねぇ。ぜひ短編にも横山さん登場してますから、そちらもどうぞ(笑) (2016年9月18日 23時) (レス) id: 7757b48435 (このIDを非表示/違反報告)
yupy(プロフ) - はじめまして。ここまで一気に読んで来たんですけど、あまりにも横山さんが優男すぎてやばいですと言いたくて途中でコメしちゃいました。もうほんと泣けてきてやばすぎるよ。 (2016年9月18日 23時) (レス) id: 448439b4e2 (このIDを非表示/違反報告)
えいとーさん(プロフ) - らんらんさん→今日もね、上がったり下がったりしてます（笑）よくわからないんですけど更新したらちょっとは上がりそうですね（笑） ＳＣＣＳさん→毎度ありがとうございます（笑）お互い作品作り、頑張りましょう♪ (2016年9月12日 20時) (レス) id: b673181aff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とも | 作成日時：2016年8月26日 19時
