深夜の２人なら ページ41
「なんでなんやろうな
なんでそこまでして
付き合い続けなあかんのやろ」
きみくんはわからんと言って
ビールをあおる
「親友なんでしょ？それが」
「親友言うたって
そう思とるのは自分だけで
相手はちゃうんやで？」
「まぁ、、、そうだね」
「ごめん、こんなんお前に言っても
しゃあないことやけど
わからんわ、その考え方」
「そうね、私もわかんないや」
２人でビールを飲んで
もう何本あけたんだろう
テーブルの上には
きみくんが出してくれた
高級ワインのボトルも
何本かカラになってる
「酔わないなぁ、全然(苦笑)
なにかね、これ」
「そうは言ってもお前
ずいぶん飲んだんちゃう？」
「そうかなぁ？
たいしたことないでしょ」
さーてお水お水って言いながら
ソファから立ったら
全然足元が定まらなくて
「うぉい！
なんやねん、危ないやろ」
倒れそうになった私を
きみくんが立って支えてくれようとして
でも自分も結構飲んでるもんだから
結局、２人して
床に倒れこんだ
「ごめん、やーだ
結構酔ってたぁ(笑)」
「(苦笑)だから言うたやん」
「ごめんね、今起きるから」
きみくんに覆いかぶさるようにして
倒れこんじゃったもんだから
私が上になって
ちょうどきみくんに抱きしめられる
みたいになってる
「なぁ、ミィ？」
「ん？なあに？」
起きようとしたのに
きみくんの両腕でぎゅっと抱きしめられて
顔は見えないけど
耳元できみくんの声がする
「俺にしときって言うたら
お前、どうする？」
「え？」
びっくりして
起き上がってきみくんの顔を見る
寝てる状態のきみくんのとなり
ちょこんと座る形になってる私
きみくんが上半身を起こして
すっごい近い距離で
視線がぶつかる
「もう見てられへんわ
また、大倉を思って
泣いたんやろ？」
さっきの涙のあと
きみくんは綺麗な指で
スーッと私のほほをなぞって
「俺やったら泣かせへんから
いいから、俺にしとき」
ぎゅって引っ張られて
きゃって声が出て
抱きしめたかと思うと
「こんなん言うたら
お前のこと困らせる思て
ずっと言われへんかった
俺な、お前が好きや
最初会おうたときから、ずーっと好きやった」
びっくりしてる間に
また抱きしめられて
その力とは裏腹に
きみくんのやわらかい唇が
そっと私の唇に触れた
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とも（ars、∞）(プロフ) - ゆいさん、ありがとうございます(笑)私は大倉さんが好きで小説を書いています。よければ他のもぜひごらんください(´▽｀) (2019年7月15日 8時) (
レス) id: 9a2285fc8f (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - はじめまして！好きです！←急。 たまたま見つけて読みはじめた者です。 深夜に一気読みしてしまいました。これからの作品も楽しみにしてます。ちなみに誰担なのでしょうか？ (2019年7月15日 0時) (レス) id: 75e7980b0f (このIDを非表示/違反報告)
えいと(プロフ) - yupyさん→コメントありがとうございます(笑)泣いていただけたとは、うれしいですねぇ。ぜひ短編にも横山さん登場してますから、そちらもどうぞ(笑) (2016年9月18日 23時) (レス) id: 7757b48435 (このIDを非表示/違反報告)
yupy(プロフ) - はじめまして。ここまで一気に読んで来たんですけど、あまりにも横山さんが優男すぎてやばいですと言いたくて途中でコメしちゃいました。もうほんと泣けてきてやばすぎるよ。 (2016年9月18日 23時) (レス) id: 448439b4e2 (このIDを非表示/違反報告)
えいとーさん(プロフ) - らんらんさん→今日もね、上がったり下がったりしてます（笑）よくわからないんですけど更新したらちょっとは上がりそうですね（笑） ＳＣＣＳさん→毎度ありがとうございます（笑）お互い作品作り、頑張りましょう♪ (2016年9月12日 20時) (レス) id: b673181aff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とも | 作成日時：2016年8月26日 19時
