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ジャン！
『はぁ…たまらん…』
歌い終わってすぐのAの一言に思わず笑う俺。
渋「変態か」
『久しぶりの音楽で…もう、たまらん』
「あ、その感覚わかる！ドラマばっかやっとると頭がドラマ脳になるんよな！」
『そうそれ！ときたま自分が誰なんかわからんようになるで、歌やるとスーッと入ってきて気持ちいいねん！』
横「へぇ、そんな感覚あんねや？俺にはまだわからんなぁ」
渋「そういえばどうなん？ドラマの方は。今回恋愛もんやったよな、がっつりの」
『せやねん！大学生の恋愛ドラマ』
丸「あ！それめっちゃ気になってた！どうなん？！“ロンリープラネット”」
丸のその一言でみんながAを見る。
Aが口を開こうとした瞬間、楽屋の扉がノックされた。
？「失礼しまーす」
ひょこっと顔出したのは斎藤工くんで…まさかの登場でみんなガン見する。
斎「どうもー斎藤工です。」
渋「いや、見たらわかるわ！！」
丸「たくちゃん！あれ？今日一緒やった？」
斎「違う違う。Aさんに用事が」
今度はAを見るみんな。
『あ！はいはい！工さん、今行きますー！』
一瞬変わったAの表情に気付く。
なんか、工くんを見る目が違った？
チラッと章ちゃんが俺を見た。
斎「ごめん、ちょっといい？Aさ、昨日の…」
2人が楽屋を出て行くのをみんなで見送る。
丸「はぁ…相変わらずイケメンやった…♡」
その一言にイラッとして思わずスパンと叩く。
丸「いったぁ！！」
「あほか、お前も一応ジャニーズやろ」
村「一応て！でも、あの2人並ぶと絵になるなぁ」
しみじみ言う村上くんの言葉を聞いて自然と俯く。
それに気付いた章ちゃんがポンと肩を叩き、小声で言う。
安「気にすんな、ドラマの撮影でほんの少し距離が近いだけやし、そもそもさつきには亮がおるやん」
「ん、せやな」
距離が近いってのがほんまは気になるけど、仕方ないよな。
でも、Aのあの表情がやっぱり気になる。
何か俺らとの距離感とはまた違ってた気がした。
“あの2人並ぶと絵になるな”
一瞬村上くんの声が頭を過ぎったけど、俺はそれを振り切りギターの練習に没頭する。
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でんきゅう(プロフ) - りょんさん» コメントありがとうございます！嬉しいです(^ ^)今ちょこちょこ書いてます！もうしばらくお待ち下さい！頑張ります(*^^*) (2020年3月14日 0時) (
レス) id: dae04a24ed (このIDを非表示/違反報告)
りょん - このお話楽しくて何回も読み返しちゃってます！！更新していただけるのを待ってます！！ (2020年3月5日 16時) (レス) id: a0566aa22a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：でんきゅう | 作成日時：2019年10月21日 5時
