8人目の彼女は性別迷子∞yellow① (ページ46)

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武「まさか、お二人に会うとは思ってませんでした」

『わたしも！今日2人でお出かけ？』

武「あー…っと、次のAさんのドラマのスタッフ打ち合わせで、一緒に…ですよね」

米「え、あ。はい！」

『……あ、そうなん！？それはありがとう！』

「？」

タケちゃんは、嘘をつけない。
頑張って隠してる感じが……思わずそれにニヤニヤしそう。

2人が次の飲み物を頼んでる時に亮ちゃんを引き寄せる。

『亮ちゃん、わたしこの2人このままくっつくと思うのよ。やから、ある程度したらお店出よ』

「……」

反応が返ってこないから、顔を覗く。

『亮ちゃん？』

ちゅ

『！な、なんで』

「可愛かったから」

『は』

「じゃあ、俺らはそろそろ出るか。人前でキスしちゃうくらいA酔ってるみたいやし」

『え？！』

武「キス？！」

米「いま？！」

「マスター、これで」

亮ちゃんはサラッと支払いしてタケちゃんに耳打ちする。

武「は、はい」

「A、行くで」

『え、あ、うん！じゃあ2人また明後日ねー』

半ば引きずられてる感じでお店を後にする。

『亮ちゃん、このあとはー？』

「俺んち…あかん？」

『あかんくない』

タクシーを拾って亮ちゃんちへ。

カードキーを使ってガチャっと扉を開ける。

『ただいまー！』

「おかえり」

うしろからギュッと亮ちゃんに抱きしめられ、
首筋にちゅ、とキスを落とされたけど、今は流されない。

『あ、亮ちゃん』

「んー？」

『待ち合わせの前に時間あったからボディーソープのお店で泡風呂のやつ買ってんけど…』

「やる！」

パッと離れて靴を脱ぐ。

「風呂準備しよ」

ばたばたとお風呂場へ向かう亮ちゃん。
ウキウキしてる感が伝わってきて

『可愛いなぁ、もう』

思わず笑ってしまった。

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あと3話でyellow①おわりですよー！！！
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